内容説明
秋田県内で九つのダムが集落移転を伴っている。このダムによって移転した数は33集落、戸数にすると491戸である。一般の移転は、集落の家々が無くなっても山や川や田畑などが残り、その面影を偲ぶことができるが、ダムの場合はふるさとのすべてが水没して消えてしまう。今は水底となった地には、祖先から受け継いできた人々の素朴な暮らしが確かにあった。ムラ、家、人々、子どもたち、学校、祭り、信仰、自然…さまざまな記憶が込められた写真をたんねんに集め、ここに留め記録する。
目次
1 森吉ダム
2 森吉山ダム
3 山瀬ダム
4 素波里ダム
5 鎧畑ダム
6 玉川ダム
7 南外ダム
8 六郷ダム
9 大松川ダム
著者等紹介
佐藤晃之輔[サトウコウノスケ]
1942年、秋田県由利本荘市東由利老方字祝沢に生まれる。1970年11月、第4次入植者として大潟村に移る。農業。所属団体:秋田ふるさと育英会代表、秋田県発明協会会員、秋田県歴史研究者・研究団体協議会会員、菅江真澄研究会会員、秋田県文化財保護協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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