感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
5
秋田県沿岸のマツ枯れの惨状に胸を痛めた元理科教師の高齢女性が、砂防林再生の鍵としてカシワに着目して、北海道、青森、秋田と訪ねて、クロマツ防風林とカシワの海岸林、そして近年取り組まれている混交林の現状を教えてくれる。2004年に刊行した「マツが枯れる」の続編ということだから、松枯れの被害状況やその影響、防風林の歴史などは前作で述べられているのかもしれないけれど、内容のわりには多分に情緒的なのが物足りない。この続編も2008年刊行だから、本書で紹介される試験林は無事に育っているのだろうか。 (★★★☆☆)2020/09/19
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