内容説明
たねをまいたら…ワクワクドキドキ、そしてモヤモヤ…なにがそだつのかな?ぼくはなにをそだてているんだろう?あらゆる「そだてるもの」と「そだつもの」に心からのエールを込めて!
著者等紹介
スギヤマカナヨ[スギヤマカナヨ]
静岡県三島市出身。東京学芸大学初等科美術卒業。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
32
「タネから育ててみよう」という課題、良いですね。 何のタネでも良いから育てる。 それぞれの特性で、育ち方が違うかも、育て方も様々なのですね。 自分自身のタネが何かを知らずに育てるというのも、冒険的で面白いですね。 発見や感動がいっぱいです。2022/08/20
anne@灯れ松明の火
24
新着棚で。学校で、種を育てて記録する宿題が出た。近くにできた種のお店で、選んだのは「おたのしみ話のたね」。「たねたん」と名付けて、大事に大事に育てているのに、なかなか育たない。友達の種は花を咲かせたり、実を付けたりしているのに。落ち込むぼくに、種の店のおじいさんの言葉が、響く……。育てること、見守ることの大切さ、楽しさが伝わる。最後の見返し、裏表紙も要チェック! 優しい色づかいがとても素敵。2022/05/22
anne@灯れ松明の火
21
敬老会で読んだ。寄せ植えをするというワークショップだったので、選んだ。”はなしのたね”という種に、皆さん、くすっ。手をかけすぎず、見守る、というアドバイスには頷きながら聞いてもらった。あとがきの「世話をしている気になっていた」が「多くのものをもらっていた」というくだりに、スタッフさんが「実はうるうるしていた」と後で教えてくれた。11:302025/05/08
みさどん
13
わからない種を育てるって好きな人にはワクワク。植物を育てる良さって、大人になってわかる人もいる。子どもの時から興味が持てたらいいな。主人公の育てた植物が何かを話の中では明かされなく、こっそり見返しに載せてあるのもおつだ。珍しいものだった。食べたフルーツ種を育てて大きくした人もいるし、記念日植樹で大きくした梅や桜を楽しんでいる人もいるものなあ。2024/09/21
shiho♪
13
【家絵本】学校の宿題で、植物のたねを育てることになったぼく。大きく立派にそだつように、あれこれお世話。『たねたん』と名付けて愛情もかけてるけど、うまく育ってくれない。クラスのみんなは花が咲いたりして立派に育っているのに…。 たねやのおじさんは「そんなふうになやむのは、いっしょうけんめい そだててきた しょうこだ。せっせと手をかけるんじゃなくて、見守ってやることさ。」 植物、動物、子ども…あらゆる「そだてるもの」と「そだつもの」にエールをもらえる。心がふっと軽くなる。ありがとう、スギヤマさん!2024/05/31