内容説明
おかあさんは毎日てんてこまい。おかあさんになって、減ったもの―自分の時間、体力、ゆとり、体重(これは増えた方!?)…。では、増えたものはなんでしょう?おかあさんになったから増えた、すてきなこと。きっと、数え出したらきりがないと思います。知っていますか?おかあさんって、すごいんです!
著者等紹介
スギヤマカナヨ[スギヤマカナヨ]
静岡県生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。1993年に渡米し、エッチングを学ぶ。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
28
子どもと一緒にくっついて、ぎゅってしながら読むのにふさわしい絵本です。本当に本当に幸運なことに、自分は母親になれました。「あなたがいるからだよ」が伝わる時間を持てる奇跡と幸せ。これから一生、お母さん。そんな当たり前だけどビックリするような事実を、この本でかみしめました。お父さんには申し訳ないけれど、この本は母子でぎゅっと、というシチュエーションに最適です。2019/07/11
ツキノ
16
再読。おかあさんが苦手だったことを克服する過程も描かれているところがいい。きょう思ったのは、苦手をだったひとりでがんばる必要はないってこと。だれかに頼んだり、頼ったりしてもいい。自分も誰かに頼れられることもあるだろうし。2015/08/09
遠い日
14
子どもを育てながら、自分も育っていると感じたことがわたしにもある。子どもがいるから頑張れるということは、確かなこと。いつまでたっても、頼りなくて情けないところもいっぱいだけれど、子どもに「親」にしてもらったなぁと感じる次第。2013/12/13
そうさん
12
4歳8ヶ月。お母さんははじめから何でも出来たわけではなく、あなたを育てているうちに色々出来るようになったのよ、ということを子どもに伝える本。ごめん、とりあえず母は裁縫は未だに苦手だよ。2019/04/01
ヒラP@ehon.gohon
11
思わずうなってしまいました。 お母さんが、子供だった頃、お母さんがまだお母さんじゃなかった頃、お母さんがまだ初心者だったころのお母さん…、とさらけ出して見せていることが、なんとも美しいのです。 はじめからお母さんは、なんでもできるお母さんだったわけではない。 こんなことがさらりと言えるお母さん、お母さんがお母さんになったのは、子供に育てられたから…、こういうコミュニケーションにはあこがれます。 子どもに読み聞かせする前に、自己チェックしたい絵本…??? お父さんバージョンはどうなるのだろうか? 2013/11/06