内容説明
第三世界の人びとの自立を支援するにあたっては、視点を低くして眺め考えることが、問題解決の糸口を見つける基本的な方法である。視点の高さを変え相手の身になって、その苦しみと悩みを共に分かち合いながら支援していくことこそ、「チボリ国際里親の会」の姿勢でありたい。
目次
なぜ、チボリなのか―里親が一人増えれば子どもが一人学校へ行ける
チボリの教育・識字運動から学校教育へ―光があれば私たちはたくさんのことができる
「文明」の代償、自然破壊―我々は自然からの贈りもの人の悪から守って!
サンタ・クルス・ミッションの農業計画―人は自ら食べるものを作り、作るものを食べる
祈祷師と村の生活―この土地は神々の土地私たちが死んだらお返しする土地
チボリの医療と因習―女たちは子どもを殺さないように男たちは土地を売らないように
フィリピンの政変とチボリ―われわれは目ざめた―いまや聞くことができ話すことできる
チボリの明日と私たち―食べるものと着るものが人数分あるときがいちばん嬉しい