出版社内容情報
人気作家夢の競演!
その大陸では、帝俊という神が崇められている。
帝俊は鳥の姿で世に現れ、泥の海から山河を造り、生きとし生けるものを生みだした。
帝俊はまた、五つの卵を産み落とした。五色の卵であった。卵から生まれた子らが、五つの国の境界を定めて、治めることとなった。王たちは、自らが生まれた卵の色を国の名に冠し、その色を貴んだ。
これは、五色を身に纏う者たちが繰り広げる、五つの後宮の物語である。
玉座を疎む青年王と破天荒な妃との出会いが国を動かす〈黄の国〉
敵対する部族間で育まれた絆は究極の選択を迫り…〈白の国〉
寵愛を一身に集めた妃の、死の真相とは〈青の国〉
貧しい村育ちの少女は、後宮で運命と出会う〈黒の国〉
皇后を目指す少女が出会ったのは他国のさえない文書係で…?〈赤の国〉
【目次】
内容説明
人気作家夢の競演!その大陸では、帝俊という神が崇められている。帝俊は鳥の姿で世に現れ、山河を造り、命を生みだした。帝俊はまた、五つの卵を産み落とした。五色の卵であった。卵から生まれた子らが、五つの国の境界を定めて、治めることとなった。王たちは、自らが生まれた卵の色を国の名に冠し、その色を貴んだ。これは、五色を身に纏う者たちが繰り広げる、五つの後宮の物語である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
41
5つの後宮の物語。同じ世界の5色の5国が描かれているアンソロジーでした。中華ものでサクッと読めます。ティーンズ向けだからか、やたらキラキラしているように感じました。どの物語も可愛らしく、10代の頃に読んでいたらハマると思いました。このアンソロジーを読むには年をとりすぎていたようです。2026/04/28
はなりん
29
アンソロジー。同じ世界の一つの大陸の五つの国の後宮のお話。それぞれに趣きが違って面白かった。後宮ものと言いつつ、皇帝と妃の話や妃嬪達の話とは違った感じでした。望月先生の話は恋愛もありの話でしたが、その他は王の国づくりだったり、王と敵対部族の代表との絆の話だったり、皇妃候補から自由を勝ち取る話だったり、余り後宮を意識させない話だった。最後の白川先生の話は、ザ後宮なテイストの話でしたが、老宦官視点だったので、なんとなくいつもと雰囲気が違った感じでした。2026/03/20
よっち
25
神鳥が世界を創り五色の卵を産み落とした世界。五色を身に纏う者たちが繰り広げる後宮を舞台にした中華風アンソロジー。国を動かした玉座を疎む青年帝と空を飛びたい破天荒な妃の出会い。貧しい村育ちの少女が後宮で出会った運命の人。敵対する部族間で育まれた絆と究極の選択。皇后を目指す少女が出会った他国の冴えない文書係。寵愛を一身に集めた妃の死の真相。同じ世界観の中にある後宮を「舞台」にしながらも、様々なテーマでそれぞれ著者さんらしさが伺える物語を描いていて、タイトル通りの多彩な物語を存分に堪能できたアンソロジーでした。2026/04/07
るぴん
22
美しい表紙イラストに惹かれて購入。同じ世界の5つの国の後宮を、5人の作家さんが描いたアンソロジー。根本の世界観は同じなのに、ボーイミーツガールありシンデレラストーリーあり、BL風味あり女性が自由を掴む話あり、とそれぞれ全く違うテイストで楽しめた。最後の白川紺子さんの作品は、白川さんらしさ全開の美しく物哀しい雰囲気が素敵だった。また同じテーマで別の作家さんの作品も読んでみたいし、ハーレムとか日本の後宮を舞台にしたアンソロジーも面白そう。2025/12/29
お涼
17
神話を同じくする五色の国の後宮アンソロジー。五色の国を生みだした神、帝俊。帝俊は「兄弟たがいに争わず、地を荒らさぬこと」「我が血を絶やさぬこと」と告げた。どれも短編らしく読みやすいけど、特にお気に入りは望月麻衣さんの『漆黒の星妃』尼野ゆたかさんの『赤烏朗詠』白川紺子さんの『群青を砕く』。ほぼ全部だ。人が描かれている表紙はイメージが固まってしまうので苦手だが、この表紙はむしろ読みたくさせられた。2026/04/26




