千夜文庫<br> 火之神の奉り

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千夜文庫
火之神の奉り

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  • サイズ A6判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784868430018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

母親の入院を機に長野西宮高校に転入した神代江姫は戦慄した。そこは何百年に亘って怨霊が蠢く土地だったのだ。自分以外が鎮魂の神楽を舞えば演者は必ず死ぬと予言された彼女は、文化祭恒例の神楽を舞う羽目に。銀竜と呼ぶ眷属に励まされ、古の武神による猛訓練を受ける江姫。己の能力に目覚めた彼女は次々と襲い来る邪鬼に神舞を挑むが!さらに江姫をつけ狙う謎の悪鬼が牙を剥き―。

著者等紹介

内藤了[ナイトウリョウ]
長野県出身。長野県立長野西高等学校卒。2014年、「ON」で第21回日本ホラー小説大賞読者賞受賞。同作を改題した『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

58
主人公は視える高校生、神代江姫。母親の入院を機に転入予定の高校は何百年にも亘って怨霊が蠢く土地だった。その高校の文化祭の神楽を自分以外が舞ったなら、多くの死者が出ることを知った彼女は、眷属・銀龍に励まされながら、悲劇を防ぐために戦いを挑む…。今回主人公が高校生ということで先祖や血だけでなく家族(主に母親)との葛藤が苦しく、切ない。読み応えや勢いも含めしっかり満足感を味わったが、最後に<次巻:吸魂の剣へ>とあって驚いた。シリーズの一冊目とは!キャラもしっかり立っているので今後も是非楽しみに追いかけたい。2025/10/01

Bugsy Malone

58
内藤了さんの新シリーズ。よくもまあこれだけ数多くの執筆が出来るものだと心底感心させていただきながら、主人公江姫の何者たるやという興味と彼女の今後の成長の予感に、またもやシリーズの虜となってしまいそう。廻りを固める人物達も他のシリーズ同様好きになってしまいそうな人ばかり。次巻が楽しみです!2025/08/31

はにこ

56
母の入院に伴い、新たな土地にきた江姫。怨霊が蠢く土地で神楽を舞う。いつもの内藤先生とちょっと違う感じがして、序盤はなかなか入り込めなかったけど、読んでいったらやっぱり面白い。良い男2人に囲まれ、妖かしをも従える。すごい娘だよ。何と新シリーズなんだね。もちろん次も読みますよ。2025/11/17

Kazuko Ohta

33
映画館通いに明け暮れて本をまったく読めないまま今月も半ばに。内藤さんの新シリーズは現在進行中のどのシリーズとも趣が異なる。あらすじを読んだときは時代物に若干の苦手意識がある私にはツライかもと思いましたが、なんと面白い。そのせいで丁寧に読みたくて2週間もかかっちまったのですけれども。どのシリーズとも異なると言ったけど、憑童の主人公・江姫の存在は『よろず建物因縁帳』の春菜に近いか。悪鬼が眠る土地の人々を救うために舞う江姫。最後の立ち回りはアニメ向きかもしれません。彼女のまわりはイケメンだらけのようだし(笑)。2025/09/16

糸巻

25
内藤了さん初読み。あらすじを読んだら面白そうだったので購入してみた。長野県を舞台にした、これはファンタジーになるのかな。主人公・神代江姫(かみしろこうき)は水の妖である銀竜に守られる不思議な能力を持った女子高校生。転入先の学校の文化祭で行われる『火之神の祭り』で荒神として参加しなければ死人が出るかも…。序盤から暫くはなかなかストーリーに乗れなかったが、江姫の家庭環境や土地に根付く曰くだったりが明かされていき、素敵なナイトが2人も登場してのめり込むように読了した。面白かった〜。続編も予定されていて楽しみ♪2025/12/01

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