内容説明
声を聴くことの難しさ、複雑さ、多様さ―。教室において生徒と教師の間で日々実践される、声を聴くこと、声を聴こうとしても聴けないこと、声を聴くことに気づくこと、といった試みの諸相や内実を、多様な実践記録とともにクリティカル・ペダゴジーや多文化教育の論点から考究。子どもの知的な自由に開かれた実践を促し、学校教育や社会のあり方を問い直すための契機を描く。
目次
序章 子どもの声を聴くペダゴジーをめぐる課題
第1部(教育学における「生徒の声」研究の射程―「生徒の声」を聴くペダゴジー研究の再評価;ジェイコブ・ニューマンのクリティカル・ペダゴジー論―ヘンリー・ジルーとの比較を通して;ペダゴジー実践における「生徒の声」の可能性と課題―ヘンリー・ジルーと多文化教育を手がかりに)
第2部(クリティカル・ペダゴジーにおいて教師が子どもの「声」を聴くということ―メアリー・コーウィーの実践記録の検討を通して;ペダゴジーにおける「生徒の声」を聴くことの困難―グレゴリー・ミッチーの多文化教育の実践記録および研究を手がかりに;学びとアイデンティティを接合する変革的教育実践―「アイデンティティの資金(Funds of Identity)」アプローチの可能性)
終章 「声」とペダゴジーを再考する
著者等紹介
植松千喜[ウエマツカズキ]
1991年生まれ、神奈川県出身。専門は教育方法学、カリキュラム研究。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在、慶應義塾大学教職課程センター助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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