内容説明
スマートフォンやSNSは、世界各地に暮らす先住民の日常、アイデンティティ、抵抗の作法をいかに変容させたのか?辺境と中心、リアルとバーチャルの境界を融解させながら立ち現れる、21世紀の〈先住民〉の新たな肖像。
目次
序章 デジタル先住民研究の見取り図(平野智佳子)
第1部 差別への抵抗(路上からインターネット空間へ:オアハカ先住民と「コモン」としてのストリートアート(山越英嗣)
先住民運動におけるソーシャルメディアの活用と感情の動員:オーストラリア都市部のブラック・ライブズ・マター運動を事例に(栗田梨津子)
デジタル空間における文化・コミュニティとの再接続(北原モコットゥナシ))
第2部 環境をめぐる取り組み(聖なる鳥の価値:インド北東部のダム建設反対運動におけるメディア・オブジェクトの生成と循環(長岡慶)
先住民と市民社会のハイパーリンク・ネットワークを可視化する:アマゾニアにおける運河開発をめぐる論争へのデジタル・メソッドからのアプローチ(神崎隼人)
インターネットの外側で叫ぶ:西シベリア森林の石油開発と抵抗運動(大石侑香))
第3部 文化継承(ソースコミュニティのプレゼンスを重視した民族誌資料デジタルアーカイブの構築(伊藤敦規)
オンライン空間に文化的規範を持ち込む:日本在住の移民マオリによるオンライン勉強会(土井冬樹)
言葉の重要性を復興する:アメリカ先住民ナヴァホ保留地における言語学習とデジタルメディア(渡辺浩平))
第4部 コミュニティ内でのやりとり(台湾原住民族の部落生活におけるSNSの活用:コミュニティの構築の視点から(尤驍)
不確かな通信によるトラブル回避:中央オーストラリアにおける先住民のプリペイド型携帯電話の活用から(平野智佳子)
ソーシャルメディアで変化した住民関係:コスタリカの先住民居住区におけるゴシップに着目して(額田有美))
著者等紹介
平野智佳子[ヒラノチカコ]
国立民族学博物館・准教授。文化人類学、オーストラリア先住民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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