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出版社内容情報
みどろ第1巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
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かつてゴヤはスペインの売春婦たちを自由で強い存在と褒めたというが、彼女たちも決して超人ではなく苦痛と感情を持つ人間であっただろう。「まるで活動写真」のように「女が欲しがりそうな言葉を」(p. 16)浴びせたにも関わらず檜之葉の心を捕らえられなかったボンボンは、気の毒だが負けて当然だ。受け止められなかった方が悪い。恐るべき魔物の口(p. 32)。検診所(p. 87)、時代を感じさせる。最近は舞台装置に目が行くようになった。どれだけ正確かはわからないが、「雰囲気」を伝える機能を十分に果たしている。2024/12/31
kei-os
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私娼街に流れ着き、娼婦として生きる少女たちの連作集。画力はもとよりその話運びの巧さと感情を指でなぞられるような展開にくらくらする。廓が女にとっての地獄であることを下地に、けれどもこの先彼女たちがどう生きてゆくのかが気になってしまう。アイリスの話がなんとも印象に残る。2024/12/08
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