内容説明
主眼は絵巻にある。今は廃れて忘れられてしまった〈巻子本〉という、独特の書物としての形態に拠るところが大きい。すこしづつ巻きながら開いていく本は、通常のぱらぱら簡単にめくれる刷子本とは根本的に異なる、スリリングな動きのある本であり、巻くにつれて次々と絵が動いて出てくるところに最大の魅力がある…。〈絵画物語論〉とは、「物語と絵画の往復運動」を解析するものである。
目次
1 絵画と物語の磁場
2 画中詞と絵解き、絵画の言説
3 絵巻と物語を読む
4 物語の絵画風景
5 異類と異界の表象
6 〈絵画物語〉の回廊
著者等紹介
小峯和明[コミネカズアキ]
1947年生まれ。日本古典文学、東アジア比較説話専攻、立教大学名誉教授。1977年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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