妹なんか生まれてこなければよかったのに―きょうだい児が自分を取り戻す物語

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

妹なんか生まれてこなければよかったのに―きょうだい児が自分を取り戻す物語

  • うみこ【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 飛鳥新社(2025/08発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 24pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784868010982
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

結婚、出産、友達づきあい、休日の過ごし方--
みんなが当たり前にしている「普通」が私にはうらやましかった。

家族のために、自分をがまんしてきた人へ、「きょうだい児」の人生を描いたコミックエッセイ。

透子は、大学時代からつきあっている婚約者・洸平がいる。
しかし、両家顔合わせの日、洸平の母から反対に遭い、婚約破棄となってしまう。
その理由は、透子の妹・桃乃にあった。

知的障害があり、トイレ・食事・入浴など、 生活のすべてに介助を必要な妹・桃乃、妹の世話を一手に担う母、療育に無関心な父。

本作は、社会福祉士資格をもち、福祉の現場での実務経験を持つ著者が、きょうだい児当事者への取材をもとに構成したセミフィクション作品です。

きょうだい児とは
障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉で、障害のある兄弟姉妹とともに育てられながら、一方でケアを期待されるなど、障害のある兄弟姉妹や親との関係、また家庭外の社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けることが多いと言われています。

監修者のメッセージ
私達も、この物語の主人公と同じように、障害のある兄弟姉妹がいる「きょうだい児」の立場です。
兄弟姉妹への感情は、障害があってもなくても、好き・嫌いと揺れ動くことがあるでしょう。
ただ、きょうだい児は、障害の特性・親との関係・周囲の人間関係や生まれ育った環境、社会などとの関係によってその振れ幅が大きくなりがちです。
良好な関係を築く場合もあれば、それが難しい場合もあります。
きょうだい児について伝える時、私達もこの振れ幅のどの側面を伝えるべきかを悩みます。
障害のある兄弟姉妹とともに人生を歩みたいと思うのも、別々の人生を歩みたいと思うのも、そのどちらも正しいからです。現に、私達3人もそれぞれ、この物語に登場するきょうだい児たちに共感する部分もあれば、自分は違うと感じる部分もあります。
きょうだい児は親ではありません。
きょうだい児が障害のある兄弟姉妹の世話をしなければいけない義務も法律上ありません。
本来、それは親、ひいては社会の役割で、兄弟姉妹は互いに独立した存在です。
その上で、障害のある兄弟姉妹とどれだけ関わるかはきょうだい児本人にしか決められません。

この物語の主人公のように、障害のある兄弟姉妹や親との関係に悩む人は少なくありません。
幼少期からのさまざまな出来事の積み重ねがあって、障害のある兄弟姉妹なんか生まれてこなければと思ってしまうことに苦しむ人もいるかもしれません。
自分の人生に前向きになれない時もあるかもしれません。
それでもどうかきょうだい児自身の気持ちや選択を、人生を否定せず、自分自身を大切にしてほしいと思います。

Sibkoto|シブコト障害者のきょうだいのためのサイト
共同運営者 白井俊行 松本理沙 藤木和子


【目次】

もくじ
1話 私の妹には障害がある
2話 友達の基準
3話 ママが泣いた日
4話 私には選択肢がない
5話 この家は全てが妹中心で回っている
6話 妹から離れたい
7話 どうして、私だけ?
8話 プロポーズ
9話 幸せになれない呪い
10話 私は誰からも愛されない
11話 生きていくために
12話 きょうだい児
13話 母の入院と妹の世話
14話 介護と介助と仕事
15話 もう耐えられない
16話 母の変化
17話 成年後見制度
18話 普通を取り戻したい
19話 自分の望みを叶えていく
20話 人生は全て繋がっている
21話 私のこれから

あとがき
巻末資料 きょうだい児のみなさんへ

内容説明

重度の知的障害がある妹、妹の介助に人生を捧げた母、妹の療育に無関心な父。全てが妹中心で回っているこの家で、その“しわ寄せ”に、透子は潰されていった。障害のある人の人権を守ることは、社会として当然のこと。そのまなざしの陰で、声をあげられずにいた「きょうだい児」たちに、光が届くことを願って描いた物語です。家族のために、自分をがまんしてきた人へ。「きょうだい児」の人生を描くコミックエッセイ。

目次

私の妹には障害がある
友達の基準
ママが泣いた日
私には選択肢がない
この家は全てが妹中心で回っている
妹から離れたい
どうして、私だけ?
プロポーズ
幸せになれない呪い
私は誰からも愛されない
生きていくために
きょうだい児
母の入院と妹
介護と介助と仕事
もう耐えられない
母の変化
成年後見制度
普通を取り戻したい
自分の望みを叶えていく
人生は全て繋がっている
私のこれから

著者等紹介

うみこ[ウミコ]
漫画家・イラストレーター。愛媛県出身。社会福祉士の国家資格を持ち、病院、介護施設、児童養護施設など、さまざまな福祉の現場での勤務経験をもつ。そこで出会った人々との関わりや、自らの視点をもとに、「家族」や「こころ」といったテーマを、やさしい筆致で描く作品づくりに取り組んでいる。現在は二児の母として、子育てと創作に日々向き合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ma Sa

1
特別支援学級の担任をしているので、「きょうだい児」という言葉は知っていました。ただ、家庭の状況まではわからないので、今回読んで勉強になりました。面談のときに「お子さんの将来を考えて」とお伝えすることも多く、この話に通ずることもあるかなと思います。全ての障害者のご家族、障害者と関わる方に読んでいただきたい一冊です。2025/10/10

がりお

1
⭐️⭐️⭐️2025/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22771301
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品