政治はなぜ失敗するのか―5つの罠からの脱出

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政治はなぜ失敗するのか―5つの罠からの脱出

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784868010074
  • NDC分類 311
  • Cコード C0095

出版社内容情報

35歳でオックスフォード大学正教授に就任した、いま最注目の政治学者が、分断と格
差の起源と解決という難題に鮮やかに答える!
―対立軸を組み変え、民主主義・福祉・繁栄した社会を持続可能にする、ほとんど唯
一の狭い道。

政治はなぜ常に私たちを失望させるのか? 古代ギリシャから気候変動条約、ブレグ
ジットまで、私たちが集まると近視眼的選択の「罠」に落ちてしまう。それを回避す
べく、直感に反する最近の研究成果、例えば政治・社会的平等の増加が大きな不平等
をもたらし、不平等の高まりが民主主義を促す逆説などを活用して、現実政治の罠か
ら脱出する方法を生き生きと説明する。

内容説明

近視眼的選択をしてしまう私たちが「罠」を乗り越えて、いかに長期的に望ましい決定を行うことができるか―。これまで蓄積されてきた研究成果の上に、独自の議論を展開する!

目次

第1部 民主主義―「民意」などというものは存在しない(ウェストミンスター 2019年3月27日水曜日;民主主義とは何か;民主主義の罠;民主主義の罠から逃れる)
第2部 平等―権利の平等と結果の平等は互いを損なう(ジェフ・ベゾス、宇宙へ行く;平等とは何か;平等の罠;平等の罠から逃れる)
第3部 連帯―私たちが連帯を気にするのは、自分に必要なときだけ(オバマケア 2010年3月20日土曜日、ワシントンDC;連帯とは何か;連帯の罠;連帯の罠から逃れる)
第4部 セキュリティ―圧制のリスクを冒さずに無政府状態を脱することはできない(ロックダウン 2020年3月8日土曜日、ローマ;セキュリティとは何か;セキュリティの罠;セキュリティの罠から逃れる)
第5部 繁栄―さしあたり私たちを豊かにするものは、長い目で見れば私たちを貧しくする
(パリ 2015年12月12日土曜日;繁栄とは何か;繁栄の罠;繁栄の罠から逃れる)

著者等紹介

アンセル,ベン[アンセル,ベン] [Ansell,Ben]
オックスフォード大学ナフィールド・カレッジ教授(比較民主制度論)。ハーバード大学で博士号を取得後、ミネソタ大学で教鞭をとる。2013年に35歳でオックスフォード大学の正教授となる。2018年、当時最年少の一人として英国アカデミーのフェローに就任。彼の研究はタイムズ紙、ニューヨークタイムズ紙、英エコノミスト誌、BBC Radio4のStart the Weekなどのメディアで広く取り上げられている。数百万ポンド(数億円)規模の欧州研究評議会(ERC)プロジェクト「富の不平等の政治(The Politics of Wealth Inequality)」の主任研究員であり、比較政治学で最も引用されている雑誌の共同編集者。受賞歴のある学術書を3冊執筆。本書は初の一般読者向けである

砂原庸介[スナハラヨウスケ]
1978年大阪生まれ。2001年東京大学教養学部卒業。2006年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在神戸大学大学院法学研究科教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よしたけ

49
政治に関係する、民主主義、平等、連帯、安全、繁栄が抱える「罠」を中心に議論を展開。「罠」とされるのは、いずれも集団と個人間で、あるいは将来と現在の間で生じるトレードオフで、個人的・短期的に望ましく見える選択をしてしまうこと。回避するために重要視なのが政治制度と規範。著者は流行りのベーシックインカム論の可能性を論じつつ、重要なのは中間層と福祉国家をいかに結びつけるかと論じ、福祉国家がどのように私たちの生活に貢献しているかを可視化し、人々が同じコミュニティにいることを改めて明らかにすることが求められると指摘。2025/02/15

サワークリーム

8
リベラル偏重。グローバリズムに疑問を抱く身として「?」と感じるばかり。きっと太陽活動の活発化さえ、化石燃料から人類が出したCO2が原因なのだろう。昨今のアメリカではGAFAMに代表される富裕層が民主党を支持する一方、トランプ支持層はpoor whiteと言われる。サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」を読み返したくなった。2024/10/21

清水勇

1
副題に「5つの罠からの脱出」。何故政治が国民から忌避されるが逆に重要かを、5つの罠: 民主主義、平等、連帯、セキュリティ、繁栄の罠について過去の歴史から丁寧に説明。私達は目の前の利益や思惑だけで簡単に矛盾した行動を取ることを見せつけられて、罠に嵌ることを理解。しかし著者自身が大きな罠に嵌っていることに気付く。論理よりイメージで決めてしまう人間の悲しい性。著者はリベラルの立場で国連や米国オバマの施策を絶賛しアンチトランプだが、メッセージの内容ではなくメッセンジャーのイメージで判断してしまうという罠に嵌る。 2024/09/30

金吾庄左ェ門

1
もっともらしい綺麗事を山のように並べていますが、その結論は選挙は比例代表制にしようです。比例代表制の国は小選挙区制の国と比べて格差が小さく上手く行っているそうですが、そこには著者の米英や市場原理主義への嫌悪感を強く感じます。著者にとって政治とはリベラル左翼的でなければならず、その役割を常に拡大しなければいけないのでしょう。私は政治は失敗するからこそ、その役割を縮小すべきだと考えます。2024/09/15

takao

0
ふむ2024/12/25

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