出版社内容情報
深崎暮人『冴えない彼女の育てかた』(KADOKAWA)×鈴木大輔『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』(KADOKAWA)が贈る双子ヒロインミステリー!
2冊同時発売!
驚きの結末
双子に隠された悲しい真実。
この結末にあなたはきっと心を打たれる。
内容説明
夏休み。とある田舎の片隅に暮らす双子の中学生・白雪詩愛と白雪心逢の元に、謎めいた10枚の絵葉書が届く。そして正体不明の依頼人から提示される“報酬一億円のリアル謎解きゲーム”。大喜びでゲームに乗っかる詩愛と心逢だが―2人を待ちうけていたのは、心の奥底に封じ込めていた記憶と、亡くした“母”の真実だった。絵葉書が示す場所を辿るうちに浮き彫りになっていく“双子”の過去。すべてが明らかになる時、驚きの結末があなたの心を震わせる!
著者等紹介
鈴木大輔[スズキダイスケ]
第16回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞、「ご愁傷さま二ノ宮くん」(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
夏休み。とある田舎の片隅に暮らす双子の中学生・白雪詩愛と心逢の元に届いた謎めいた10枚の絵葉書。2人の高校入学前の出来事が描かれる前日譚。正体不明の依頼人から提示される報酬一億円のリアル謎解きゲーム。怪しみながらもゲームに乗っかる詩愛と心逢が絵葉書が示す場所を辿るうちに浮き彫りになっていく、心の奥底に封じ込めていた記憶と亡くした母の真実。依頼人側の視点も交えながら描かれる謎解きの目的は何となくこうなのかなと思いながら読んでいましたが、姉妹たちにとってきっと忘れられないその結末がなかなか印象的な物語でした。2025/04/27
ほたる
12
どちらから読んでも大丈夫なような感じになっていた。謎解きゲームを通して描かれる双子の姉妹にまつわる真実。「双子」であることが良い感じだったのではないでしょうか。これはこの先もまだ続けるネタがあるのかなと思ったりも。2025/04/30
椎名
8
高校入学前の双子の前日譚。二人の元に届いた十枚の絵葉書と、報酬金の一億円を賭けた謎解きゲーム。上巻で触れられていた/張られていた伏線もしっかり回収する形で展開されて、上巻はあくまで双子のキャラ紹介でこちらの下巻が本編のような一冊に感じられたが、逆にこれを先に読んでから上巻、でも理解度が深まっているから楽しめるかもなあと考えると、この二冊が同時刊行された意味もわかる。オチや展開は読めたものの一つ一つを辿り追っていく双子の姿を見るのはそれだけで楽しかった。2025/04/29
とってぃー
7
高校入学前の双子美少女を描いた物語。謎に対する向き合い方と依頼人との駆け引きがキャラが出てるなととても感じました。衝撃のラストは、上巻で感じた謎を一気に解決してくるもので鳥肌立ちました。これからの双子の活躍が見たいね。2025/04/28
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- 和書
- 亡霊星域 創元SF文庫