出版社内容情報
シリーズ累計145万部突破!(電子書籍含む)奥州平定戦、開幕!絶好調の戦国サバイバル小説、最新第17巻!書き下ろし外伝×2本収録!コミックス11巻も好評発売中!
内容説明
1588年。朽木家が東国遠征へと乗り出した年。関東の大半はすでに嫡男・堅綱が制圧。残る佐竹、蘆名といった諸大名を下すべく、基綱は十万超の大軍を率い小田原城から北上していく。しかし南奥州では伊達を中心に反朽木連合が結成され、跡継ぎを切り捨てるのも辞さずに徹底抗戦の構え。加えて九州ではスペインによる武力侵攻も懸念されている。前門の奥州勢に、後門のキリスト教勢力。前後に難敵を抱えながらも、天下人も武威を示すため必要なのは―“圧勝”のみ。武家、公家、民衆…日ノ本中の視線が集まる中、天下統一に向けた最終決戦の幕が上がる!弱肉強食の世を描く戦国サバイバル小説、最新第十七巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
24
遂にイスパニアが来た。だけどたったの300人。キリシタンの住民が数万ほど呼応したようだか、コレじゃ内乱で実戦経験豊富な武士には勝てない。あと日本に帰順しようとした琉球がイスパニアの侵攻を知って手のひら返し。朽木家は琉球を侵攻する事を決める。ついに海外とのパワーバランスが崩れて来たぞ!南シナ海進出か?2025/02/13
すがはら
12
琉球を滅ぼすことになるのですね。比叡山焼き討ちとか根切りとかもだけど、現代人の評価を知った上で悪行扱いの事に自ら手を染めるのはストレス大きそう。奥州人の意識も分からんではないし、戦乱の世に生きるのは大変です。この先イスパニアや明とも戦うなんて、全然着地が見えてきませんがどこまで行ってしまうのでしょう。信長みたいに部下に討たれないように気を付けて欲しいものです。2025/03/08
餅屋
9
本編シリーズ17作目、表紙は相国と大樹▲関東の大半はすでに嫡男が制圧。南奥州では反朽木連合!九州ではスペインによる武力侵攻‼天下統一に向け最終決戦の幕が上がる…▼天正十六年相当。加筆てんこ盛り♪大樹の弟たち…次郎三郎四郎は通称じゃないと混乱…父を敬う気持ちはイイですが…アレはチートですぞい!国内はほぼ固まり、懸念は上杉家の巨大さか?対外施策は朝廷工作を入念にと堅実です。大陸侵略は避けたいが…と作者さん悩んでる?明主導の日本征伐がありそうな予感。うぇぶ版の貯金も残り少なく今後がメッチャ楽しみ♪(2025年)2025/02/16
Abercrombie
4
奥州征伐は芦名、佐竹を滅ぼすまで(伊達、葛西、大崎はまだ抵抗、最上だけはイメージ通りに怪しい動き)。奥州の意識は足利の秩序のままで、朽木の求める支配を納得できなかったという説は面白い。その割に九戸、津軽、南部はあっさり帰順しているが。主人公の留守を狙って蜂起したキリシタン勢に便乗し、呂宋のイスパニア海軍が日本に侵攻。こちらの戦いを詳しく読みたかったのに、瞬殺を報告されるだけのナレーションベース。残念。2025/04/20
エラリー
4
奥州では朽木との対決前に伊達政宗が臣従し、伊達家断絶を回避した格好。九州ではイスパニアとの小規模な会敵があり、今後は日本から呂宋への侵攻、それに先立っての琉球征服を進める計画。天下統一前にして既に海外に目を向けている。2025/02/02