出版社内容情報
『チェヴェングール』(第9回日本翻訳大賞受賞)で話題のロシア作家、待望の著作コレクション! 全2巻、約40作品を収録!
カフカ、ベケットと並び20世紀を代表する幻の作家の全貌が、ついに明らかに――。
?最良の訳者14名による翻訳で、代表的な中篇・短篇・評論・童話・戯曲を網羅的に紹介(ほぼすべて本邦初訳)
?『チェヴェングール』以前と以後という時代区分による2巻構成で、創作史全体を把握するための視座を提示
?14名の訳者が多様な観点からプラトーノフへのアプローチを紹介する付録「訳者アンケート」つき
【目次】
編者より
作家が生まれる…最初期の短・中篇=「ヤムスカーヤ町」ほか
革命から宇宙へ…SF的作品群=「月探査」「エーテル軌道」ほか
大地の修理…技師としての経験から=「電化」ほか
過去の中の現在…ロシア史を捉え直す=「エピファニの水門」ほか
疑念を抱く…弾圧の原因となった諷刺的作品群=「グラドフ市」「将来の利益のために」ほか
論説…作家の素顔を明らかにする=「プロレタリア詩論」ほか
資料…作家の肉声を記録した速記録=「アンドレイ・プラトーノフ 創作の夕べ」
解題/解説
【目次】