公共デザイン学入門講義―コミュニティセンスを生む演出術

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公共デザイン学入門講義―コミュニティセンスを生む演出術

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784867931158
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0030

出版社内容情報

〈公共〉って言葉は難しい?でも、実は、

まちを歩く。人と語る。場をつくる。――そんな日常の風景や人とのつながり、身近なモノの工夫のなかに〈公共〉はひそんでいます。

『公共デザイン学入門講義』は、公共を「むずかしい議論」ではなく、生活のシーンから考え直す図版を多用した入門書です。

キーワードは〈コミュニティセンス〉。公共を「生きられるシーン」としてとらえ直します。



さらに「反転の法則」「ドラマの法則」といった独自の切り口から、公共デザインのヒントを探ります。



登場するのは、コミュニティフリッジ、路上スナック、廃校活用、渋谷のJINNAN MARKETといった現代のまちづくり・地域活性化の事例。豊富な写真や図、イラストとともに、公共空間や地域デザインがどのように開かれ、人々がどう関わり合うのかを描き出します。



難解になりがちな哲学や社会論も、やわらかい文体と生活に根ざした題材で解説。

社会人・実践家から学生まで、幅広い層に開かれた新しい公共入門。高校の「公共」科目や探究学習にも役立つ一冊です。



表紙には大人気イラストレーター unpis の作品を採用。知的でありながら親しみやすいデザインが、本書のテーマを軽やかに彩ります。



●あなたのセンスが、〈まち〉を変える。

●これからは、公共をつくる感覚=コミュニティセンスの時代!


【目次】

内容説明

あなたのセンスが、〈まち〉を変える。公共を「むずかしい議論」ではなく、日常の風景や人とのつながり、身近なモノの工夫から考える(=デザイン)。豊富な体験、事例、写真、図やイラストでたどる、公共空間・まちづくり・地域活性化の最前線。思想と実践をつなぐ入門書。

目次

序章 「コミュニティセンスとデザイン」をエピソードから考える
第1部 公共デザインのWhatとHowを知る(公共デザインを哲学的に考える―コンビニから始めよう;「デザインの本質=演出」を事例から考える―カフェとポスターから始めよう)
第2部 公共デザインの事例と法則を知る(事例を知る1―セット(道具・配置)の演出
法則を知る1―反転の法則
事例を知る2―シーン(場面)とステージ(舞台)の演出
法則を知る2―ドラマの法則)
第3部 公共デザインを復習する(センスのフィロソフィー(哲学))

著者等紹介

権安理[ゴンアンリ]
立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授。博士(学術)。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学社会科学部助手、立教大学コミュニティ福祉学部助教を経て現職。専門は公共・社会哲学、公共空間論。公共研究のみならず、公共デザイン・まちづくり・地域活性化の実践活動にも積極的に取り組む。企業や自治体との共同・協働が多く、ニューバランスジャパン、NEC、コクヨ、豊島区と産学・産官学連携プロジェクトを推進してきた。渋谷区北谷公園で開催されるJINNAN MARKETには継続的に参画し、ゼミとしての出展を続けている。また、豊島区の「区民ひろば」活性化プロジェクト(「ウェルビーイングデータ等を活用した地域コミュニティ施設の価値向上事業」)では、公共施設活用検討アドバイザーを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒラマサ

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アーレントの議論を踏まえ、コミニュティ・センスの生成を起こすトータルコーディネートを公共デザインと定義し、複数の事例をもとに、公共デザインの手法をオフィシャルなミッションと美楽面の観点から提案している。デザイン学や公共関連の議論にも疎い初学者の当方でも読みやすいが、事例から安易な帰結を導かず哲学にも依拠することで、デザインと思想の関連も考えながら読むことができる良書。2025/12/27

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