出版社内容情報
東アジア世界で篤く信仰されているアジアの海の聖母=媽祖。
詳細なフィールドワークによりその信仰の実態を初めて解き明かす。
媽祖(マーヅー)とは、航海・漁業の守護神として、中国沿海部の福建省や潮州を中心に、台湾では特に篤く信仰されている道教の「海洋を守る女神」のこと。台湾、中国、日本に広がる媽祖信仰を、著者自ら?州島、台北、台南、ベトナム、沖縄、長崎、水戸、大間などの媽祖の信仰地へ赴き、歴史、宗教、民俗、文学の視点を通じてフィールドワークを試みる。台湾や中国での学術書を除き、媽祖信仰をこうした観点から取り上げたのは本書がはじめて。写真も多数収載。
【目次より】
第一章 媽祖の集まる街
第二章 西川満の媽祖
第三章 媽祖廟の〝暴力〟
第四章 琉球の媽祖
第五章 子安観音とマリアと「サンタ丸屋」
第六章 ベトナムの聖母道
第七章 聖母大菩薩と神功
第八章 古要・古表・住吉・宗像
第九章 八幡大菩薩と八幡船
第十章 鄭和が海を行く
第十一章 国性爺とエラスムス
第十二章 長崎の媽祖
第十三章 黄門さまと媽祖
第十四章 みちのくの媽祖
【目次】
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