呪文の言語学―ルーマニアの魔女に耳をすませて

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電子版あり

呪文の言語学―ルーマニアの魔女に耳をすませて

  • ウェブストアに114冊在庫がございます。(2025年09月26日 22時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784867931042
  • NDC分類 147.1
  • Cコード C0080

出版社内容情報

★作品社公式noteで「まえがき」公開中→「呪文の言語学 試し読み」で検索!



呪文もことばである。



ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている――。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。



◎附:「言語学者から魔女へのインタビュー」

◎カヴァー写真:スクリプカリウ落合安奈



〈ちちんぷいぷい〉、〈アブラカダブラ〉、〈ビビディ・バビディ・ブー〉……この世はさまざまな「呪文」で溢れている。(…)幼いころの私たちにとって身近なものであった呪文だけれども、そもそもあれは何だろうか。単なる語の羅列に過ぎないのだろうか。(…)本書では、(…)言語学者が「呪文という聖域」に片足を突っ込んで、先人たちの研究を足掛かりにさらに深いアプローチを試みる。――本書より



【目次】

まえがき

1 魔女

2 魔術

3 呪文

言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ

あとがき

注/参考文献/図版出典


【目次】

まえがき



1 魔女

100回ひゃっくりすると、ちぬの/あれから30年/ルーマニア留学/先生は魔女?/留学ないない/吸血鬼/トランシルバニアの呪われた森での儀式/魔女とキリスト教/魔女狩り/魔女の東西/キリスト教の東西/魔女大国ルーマニア/「魔女」と「魔女像」の落とし穴/キリスト教による魔術の禁止/ルーマニア正教会と魔女/魔術師の学校/ルーマニアの魔女



2 魔術

「魔術」の名称/「魔女」の名称/魔術の定義/ルーマニアの魔術/マナの魔術/雨乞いの儀式「パパルダ」/ルーマニア人の魔術におけるロマの役割/魔術の構成要素/魔術の構成要素①魔術の役者たち/魔術の構成要素②魔術行為者の性別/魔術の構成要素③詠唱条件



3 呪文

呪文の継承/魔術書と識字率/呪文の差異/呪文の「理解性」/「理解不能性」の心理/ルーマニアの意味のないことば/口調と復唱/沈黙という呪文/呪文の宛先/魔力発生源/神話的創造物/護符/呪文の効果/ことばと呪文/ことばによる類感魔術/呪文の類型分類/ことばと呪文の境目/呪文の最小単位/ぼくのかんがえたさいきょうのじゅもん



言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ

あとがき

注/参考文献/図版出典

内容説明

呪文もことばである。ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている―。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。

目次

1 魔女(100回ひゃっくりすると、ちぬの;あれから30年;ルーマニア留学 ほか)
2 魔術(「魔術」の名称;「魔女」の名称;魔術の定義 ほか)
3 呪文(呪文の継承;魔術書と識字率;呪文の差異 ほか)
言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ

著者等紹介

角悠介[スミユウスケ]
1983年東京生まれ。言語学博士。ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長。神戸市外国語大学客員研究員。ルーマニア文化学院ルーマニア語講師。アテネ・フランセ講師(ラテン語)。東京外国語大学オープンアカデミー講師(ルーマニア語、ロマ語)。北マケドニア国立聖キリル・メトディウス大学講師(ロマニ語)。国際ロマ連盟(IRU)日本代表、言語文化専門員。日本エスペラント協会、NPO法人「地球ことば村・世界言語博物館」、日本ロマンス語学会会員。紘武館道場(東京都板橋区)門人・杖道六段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

8
ルーマニアでのフィールドワーク事例が豊富に取り上げられており内容がとても充実している。 呪文=魔法というよりも「おまじない」というイメージ。2025/08/26

詠(よみ)

5
タイトル→即購入リスト→(購入)→他の積読を差し置いて、読書リスト入りした本。 真面目に面白いってこういうものだと思う。2025/09/23

蛙坂須美(アサカスミ)

5
良書。ルーマニアについてオレはなにも知らなかった、と思わされました。この内容が日本語で読めるのは貴重です。2025/08/11

くまのみ

3
ルーマニアのバベシュ・ボヨイ大学(響きが可愛すぎる)の日本文化センター所長の方が書かれた本。ルーマニアの、魔女、魔術を歴史背景を交えて説明してくれた後、さまざまな呪文の分類・想像される成り立ちを解説してくれる。呪文は理解不能性が大切だけれども、海外の人相手だとそもそも言葉が通じないから、相手の人の国の言葉を使ってちゃんと仕事してます感を出す…という話がおもしろかった。2025/09/11

Teo

2
アニメとかで魔法使いが呪文の詠唱をするのを幾度となく見てると必然的にその呪文の言語学的分析も知りたいと思うのは自然の流れだろうと思う。と言う事でまさにタイトル買いしたのだが、まあ半分程度は期待に沿った内容だったろうか。著者の専門と言う事でここではルーマニアの魔女について語られる。本の前半はほぼそれになる。後半になって呪文の分類とかの話になるがそれも前提はルーマニアの魔女の使う呪文だ。どうしても西欧の魔法使いの呪文にこだわりたいと少し外れた事にはなる。2025/09/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22709600
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品