宇宙開発の思想史―ロシア宇宙主義からイーロン・マスクまで

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宇宙開発の思想史―ロシア宇宙主義からイーロン・マスクまで

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784867930366
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「外の世界」という夢の歴史!



われわれは、なぜ〈宇宙〉を目指してきたのか?

宇宙科学と空想科学を縦横に行き来し、「宇宙進出=新たな世界の創造」をめぐる歴史上の7つのパラダイムを検証する。



【登場する主な人名/組織】

フョードロフ/ ツィオルコフスキーらロシア宇宙主義者、エドワード・エヴァレット・ヘイル、J・D・バナール、アレクサンドル・ボグダーノフ、ヴェルナー・フォン・ブラウン、アーサー・C・クラーク、ストルガツキー兄弟、ジェラード・オニール、アーシュラ・K・ル= グウィン、NASA 、そしてジェフ・ベゾス、イーロン・マスク



「宇宙。古来、人間は頭上に広がるこの茫漠たる世界に惹きつけられ、天体の運行を観測して、そこに法則性や意味を見出そうとしてきた。やがてはただ観測するだけでは飽き足らず、人間も宇宙に出られるのではないか、出たらどうなるのかと夢想し、その具体的な方策や、宇宙に進出すべき理由を考えはじめる。本書は、そんな人間の一五〇年に及ぶ宇宙開発の思想史を、七つの切り口からたどった本である。」――【本書「訳者あとがき」より】

内容説明

「外の世界」という夢の歴史!われわれは、なぜ“宇宙”を目指してきたのか?宇宙科学と空想科学を縦横に行き来し、「宇宙進出=新たな世界の創造」をめぐる歴史上の7つのパラダイムを検証する。

目次

1 コンスタンティン・ツィオルコフスキーとレンガの月
2 J・D・バナール、赤い星、そして“異能集団”
3 ヴェルナー・フォン・ブラウンの宇宙征服
4 アーサー・C・クラークのミステリー・ワールド
5 ジェラード・オニールのさがすテクノロジーの強み
6 アメリカ航空宇宙局
7 オールドスペースとニュースペース

著者等紹介

シャーメン,フレッド[シャーメン,フレッド] [Scharmen,Fred]
モーガン州立大学(米メリーランド州)建築・計画学部准教授。専門は建築と都市デザイン。メリーランド州ボルティモアが拠点のアート・デザインのコンサルタント会社「ザ・ワーキング・グループ・オン・アダプティブ・システムズ」の共同設立者

ないとうふみこ[ナイトウフミコ]
上智大学英語学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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塩崎ツトム

30
控えめに言っても、大変刺激的な本だった。宇宙開発は19世紀半ばに空想されたときから、どうしても植民地主義的な拡張性と地続きで、ツィオルコフスキーの思想もまさに全世界の植民地化あるいは工場化であり、さらにフォン・ブラウンもそのプレゼンターとしての顔の裏には「この道しかない」という必然性の元、ドーラ収容所での強制労働や、冷戦期の軍拡を正当化した。そしてその植民地主義的開発を第一とする思想は現代のイーロン・マスクやジェフ・ベゾスら億万長者の宇宙開発の思想の「地金」ともなっている。(つづく)2024/08/01

owlsoul

12
人間が宇宙に進出すること、それは新たな世界を創造することに他ならない。重力、大気、温度、光量、そして大地。地球では定数であるこれらも、宇宙では変数として恣意的に作る必要がある。当然そこには創造者の意図や思想が反映される。今も昔も、人間を宇宙へと駆り立てるものは、技術の拡張、そしてフロンティアへの欲望だ。宇宙飛行士が地球の尊さを痛感する体験を「オーバービュー効果」と呼ぶらしいが、宇宙を新たな資源や開拓地と捉え消費拡大の現状を加速する未来よりも、その冷たい暗闇を経て、地球環境の再評価がなされることを期待したい2024/11/17

rineoskiss

2
宇宙開発の主導者たちの思想史。単に有名な人物の紹介的なものではなく、バランスの取れた人物選びとエピソードや思想の紹介が混ぜ込まれており読んでて飽きなかった。宇宙開発は良いものだくらいに考えてたけど、現在の民間主導の宇宙開発に批判的な筆者の主張は一つ勉強になった。2025/05/06

takao

2
ふむ2024/12/27

thumoto

2
「宇宙、それは最後のフロンティア」と言われるように、宇宙を開発することを夢見た人たちの思想を紹介する書。その幕開けが、地球がglobeであり、どこでも訪れることができることができるようになった19世紀〜20世紀であることも関係してそうで、初期の開発思想は自分の理想とする社会を地球外で構築することを夢想するものなのも、関係あるかも。その後冷戦やメディアの発達、公害や持続可能性など人類社会として宇宙開発が夢見て実行されてきなのかもしれない。2024/09/08

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