内容説明
厳しい寒波と積雪の重み、海風による大火災、鉱山事故―度重なる試練を耐え抜いた質実な建物と、それを受け継ぐ人々のことばと思いを紡ぐ。石造倉庫、れんが工場、円形校舎、炭鉱遺産、アイヌの伝統的住居―。北は稚内から南は函館まで、徹底取材+撮り下ろし写真約300点を収録。
目次
INTRODUCTION(北海道建築 歴史と変遷;北海道建築の構造)
INTERVIEW&COLUMN(札幌通景観;小樽運河譚;学舎未来図;函館十字街;図書館探索 ほか)
ARCHITECTURE TOURS(道南・道央エリア;道北・オホーツクエリア;十勝・釧路根室エリア)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐぼう
1
歴史的建造物は、どれも、その時その時の空気や、当時の人々の気配が感じられる。どんな人がいて、どんな暮らしがあったのか、建物は時代を経ても当時を知る生き証人のように、今の私達に無言で語る。歴史的建造物を見ると、いつもそんな風に思う。感慨深い。2025/01/10
チョビ
1
同じシリーズの離島版に比べると、建築家の専門家の目線が強くややガイドブック的。北海道だけあってアイヌの観光地(古いものではないかと)か洋館(に付随する廃墟)になってしまい、やや面白みに欠ける。ここから明治になって食いっぱぐれがやってきたのを「フロンティアスピリッツ(と言ってた銀行があったのだよ)」といえば聞こえがいいが、結局対立構造が見えてしまい、また興醒める。自分がその食いっぱぐれの子孫だからねー。2024/12/20
夏みかん
0
たまに行く本屋さんコーチャンフォーにて発見。あの独特の建物が表紙になってる!コーチャンフォー限定みたいで、ついつい買っちゃいました。残ってて良かったと思う建物がいっぱいだけど、立ち入り出来ない所も多々ありそうで残念。いつか行ってみたい。2025/01/21
Teo
0
色々参考になった。将来札幌に行けるかどうか分からないが、行けたら是非行ってみたいと思う建物が幾つもあった。道内全部はちょっと.... 2024/12/19