内容説明
特攻資料から再構成する“もう一つの昭和20年”終戦時に焼却や廃棄されたとされる日本軍の機密文書。その多くは、アメリカの暗号解読記録として残されていた―。仮想戦記としての、日本勝利の“可能性”と“限界”を問う試論。昭和20年「本土決戦」は、単なる空想では終わらない。「空気」と「象徴天皇」の機序を読み解く知的考察を併せて掲載。
目次
序章 はじめに
第一章 神風特別攻撃隊とは
第二章 データが語る過小評価
第三章 冷静な分析ができない理由
第四章 本土決戦と御聖断への影響
第五章 皇国史観とは何か
終章 「空気の研究」に残された謎
特別編 仮想戦記「1945年本土決戦」日本勝利のシナリオ
著者等紹介
金澤正由樹[カナザワマサユキ]
1960年代関東地方生まれ。ABOセンター研究員。社会人になってから、井沢元彦氏の著作に出会い、日本史に興味を持つ。以後、国内と海外の情報を収集し、ゲノム解析や天文学などの知識を生かして、独自の視点で古代史を研究。コンピューターサイエンス専攻。数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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