内容説明
無名時代のスティーヴンソンによる寓意詩と木版画。初期作品として貴重であり、物語作者本人による彫版画家としての才能も示している。解説・註を付けて本邦初訳。義理の息子ロイド・オズボーンによる序文および伝記も有益。
目次
ぼくは違う、およびその他の詩―
道徳的な寓意1:挿絵と詩歌の作品集―
道徳的な寓意2:挿絵と詩歌の第二作品集―
鉛の兵隊たちのための軍事的哀悼歌―
彫刻刀とペン、あるいは自然の情景とそれにふさわしい詩歌
道徳的な物語―
ロイド・オズボーン「素顔のR・L・S・」
著者等紹介
スティーヴンソン,ロバート・ルイス[スティーヴンソン,ロバートルイス] [Stevenson,Robert Louis]
1850‐1894。スコットランド出身のイギリスの小説家・随筆家・詩人。子ども時代から文学に関心を持ち、1871年エディンバラ大学の学内誌に寄稿を始めた。1879年カリフォルニアに渡り、ファニー・オズボーン夫人と結婚。冒険小説『宝島』(1882)で、文名を確立した。『ジーキル博士とハイド氏』(1886)は人間の暗黒面を掘り下げ、微妙な心理に洞察を示す傑作。各地を転々とした後、サモア島に定住した。脳溢血で倒れ、ヴァエア山の山頂に埋葬された
オズボーン,ロイド[オズボーン,ロイド] [Osbourne,Lloyd]
1868‐1947。カリフォルニアに、父サミュエル・オズボーンと母ファニー・ヴァンダグリフトの間に生まれた。アメリカの著述家で、スティーヴンソンの義理の息子
広本勝也[ヒロモトカツヤ]
慶應義塾大学大学院博士後期課程満期退学。現在、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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