内容説明
ナショナル・アイデンティティを構成する「ホーム」を焦点として、イングリッシュなホームを体現する典型として「カントリーハウス」と「コテッジ」をピクチャレスク趣味などとともに考察する。19世紀後半から20世紀初頭に活躍したトマス・ハーディ、ジョージ・スタート、ジョージ・エリオットなどの作家、そして田舎の風俗画に「イングリッシュネス」はいかに表象されているのだろうか?南部イングランドの田舎にナショナル・アイデンティティを探る。
目次
序章 ブリティッシュネスからイングリッシュネスへ―イングランドの田舎というホーム 一八七〇~一九一四
第一章 ホームとイングリッシュネス―ハーディ小説におけるカントリーハウスの衰退
第二章 カントリーハウスに代わるホーム―農場、地方の町、太古の自然
第三章 一九世紀イングランド農村の変容するコテッジ・イングリッシュネス―田舎の風俗画、トマス・ハーディ、ジョージ・スタート展望
第四章 『テス』におけるホームの記憶―ストーンヘンジとイングリッシュネス
第五章 コテッジ・イングリッシュネス―『サイラス・マーナー』における老人表象
終章 カントリーハウスとコテッジの過去・現在・未来
著者等紹介
金子幸男[カネコユキオ]
1958年生まれ、京都大学大学院文学研究科英語英文学専攻博士課程中退。京都大学 博士(文学)。現在、西南学院大学教授。ヴィクトリア朝、エドワード朝の英文学・文化。日本ハーディ協会会長(2020年11月~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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