内容説明
「黄色い壁紙」で知られるギルマンは、女性を取り囲む堅固な男性中心主義を意識していた。横暴な男性の支配から解放されるために「女性の衣服」はどうすべきと考えたのか?ミソジニーが支配する現在だからこそ、ギルマンのフェミニズム思想を再読する!
目次
第1章 衣服における基本的動機
第2章 衣服を修正する力
第3章 関連する原理
第4章 身体の健康と美
第5章 美vs.性差
第6章 帽子
第7章 装飾芸術、装飾、そして装身具
第8章 人道的考察と経済的考察
第9章 さらに深い経済的考察
第10章 ファッションという名の権力
第11章 ファッションと心理学
第12章 望みと慰め
著者等紹介
ギルマン,シャーロット・パーキンズ[ギルマン,シャーロットパーキンズ] [Gilman,Charlotte Perkins]
1860‐1935。19世紀から20世紀にかけての世紀転換期のアメリカで、小説家、詩人、講演者として活躍したフェミニスト思想家。1884年に画家のチャールズ・ウォルター・ステットソンと結婚して、一人娘キャサリンが生まれるが、1894年に離婚。1900年に弁護士のホートン・ギルマンと再婚し、以後、夫の姓を名乗っている。1932年に乳癌を発症し、3年後の1935年8月17日に「私には乳癌よりもクロロフォルムが好ましかった」という言葉を残して、自死を遂げる。なお、『アンクルトムの小屋』で知られる作家ハリエット・ビーチャー・ストウは父方の大叔母
大井浩二[オオイコウジ]
関西学院大学名誉教授。専攻はアメリカ文学
相本資子[アイモトモトコ]
関西学院大学文学部非常勤講師。専攻はアメリカ文学。関西学院大学博士(文学)
藤田眞弓[フジタマユミ]
神戸親和大学准教授(文学部国際文化学科)。専攻はイギリス文学。関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)
平松さやか[ヒラマツサヤカ]
関西学院大学文学部非常勤講師。専攻はアメリカ文学
井上稔浩[イノウエトシヒロ]
園田学園女子大学教授(人間教育学部児童教育学科)。専攻はアメリカ文学
勝井伸子[カツイノブコ]
奈良県立医科大学非常勤講師。専攻はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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