内容説明
たびたび「私」を見失う安吾、その「野生」のひらめきとは。しかしやはりテクストの上に顔を出さずにはいられない「私」をどうとらえるか。新しい「坂口安吾」の像はどう構成されていくのだろうか。気鋭の論者による、これからの安吾論。
目次
安吾の文体、「野生」のひらめき
第一部 様々なる文体―分裂が結局総合を意味するのだ(演説!推理?然り風である!―「風博士」論;小説の技法を求めて―「FARCEに就て」の射程;坂口安吾の「私」について―「流浪の追憶」から「ラムネ氏のこと」へ)
第二部 歴史を語る―せめぎ合う歴史と現実(史実を切り取る/貼り付ける―「イノチガケ」論;歴史をちょん切る「講談の技法」―「黒田如水」論;「特別攻撃隊」と「僕」あるいはカタリとハナシ―「真珠」論;「ケスク・スラ・シ二ヒ」(それは何を意味するや)―「肝臓先生」論)
第三部 女性を/が語る(立ち上がる)―男性作家、安吾の限界(ロマンチックは誰のものか?―直筆原稿から読む『吹雪物語』;「オメカケ」は語ることができるか―「青鬼の褌を洗う女」論)
「坂口安吾」とは誰なのか
著者等紹介
德本善彦[トクモトヨシヒコ]
信州伊那谷出身。日本大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、日本大学文理学部国文学科助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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