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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
23
ミュージアムグッズを「メディア」ととらえて博物館の魅力を伝えることを仕事にしている著者が、博物館に関わる進路を検討している高校生とともに、博物館と深く関わる人々を訪ねる本。学芸員、民間の資料調査・企画会社、写真家、市民ボランティア、地域の絶滅危惧種を保全するための水族館の一人館長など、こんな関わり方もあるのかと面白く読む。それぞれ専門や得意を持ちながら、それ以外の分野についても日々学び、知識や見識、技術を身につけていくというのが共通しているように思う。2025/09/09
ぽけっとももんが
14
ミュージアムに関わる仕事は実は多岐にわたる。学芸員は狭き門だから、いつもギャラリートークなどで好きなものを熱く語るのを感心しつつ、とても努力して運も味方してここにいるのだなぁと思っているのだ。世の中の人が美術館や博物館に行くのは、まずは学校の遠足だろう。昔は静かに説明文を読んで回るだけだったけれども、ここで親しみと興味を持つことができるかどうかでその人とミュージアムの距離が決まるような気がする。わたしがやってみたいのは修復、絶対無理だろうなと思うのも修復。2024/08/12
takakomama
9
ミュージアムで働く人々や、サークルの人へのインタビュー集。学芸員、フォトグラファー、ボランティアなどミュージアムとのかかわり方は、年齢や立場に応じて、いろいろ。学生時代に美術を好きになっていたら、私の進路の選択肢になっていたかもしれません。できる時にできることを、楽しんでやりたいと思います。2024/07/14
🍭
8
069(博物館)図書館本。文学通信2024年5月15日発行。博物館に携わる学芸員の働き方あれこれ。図書館・博物館は1.その非収益性をどう改善するか 2.非正規雇用労働者としての図書館員・学芸員から家族を養っていける職業化 の二つの財源に係わる問題についての議論を界隈人だけでなく、市民サービスという観点で考えて共有していかないと先細りする一方だと感じる。おたくの自治体の図書館費や博物館費(社会教育費)、減ってませんか~? 静かな図書館とか、静かな博物館は滅ぶよ。2025/08/17
てくてく
5
進路を考え始める高校生に向けて、という設定で、ミュージアム好きの著者による、ミュージアムと関わる仕事についている人たちのインタビュー集。学芸員として、しかも自分の専門分野のミュージアムで勤務できる人は少数だけれど、それ以外にもかかわっていく仕事はあることを紹介している。なにわホネホネ団に参加している高校生は、ミュージアムが若者に裾野を広げることが成功した幸運なケースだなと思った。2024/09/02
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