感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2024/06/15
はむ
0
ユング心理学への理解が浅かったり、村上春樹が「ヒットラー」と表記し続けることを「編集の責任がうんたら」とか言ったり、ネット上の村上春樹に対するしょうもない言説に半端に言及したり、随所で「うーん」となった。/極めつけは後半の、村上春樹を「自閉症」と診断する、曰く「ポスト病跡学」は読んでられなかった。確かに作家は、批評家による批評を無視して良いという権利を行使すべきだな、と思った。2024/10/01
澄川石狩掾
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バフチンがそのドストエフスキー論で提唱した「ポリフォニー」概念を導入した点に惹かれて読んだ。しかし、本書で村上春樹を論じるにあたり、ポリフォニー(多声性)の概念が有効に働いているかは疑問が残った。2023/11/24