内容説明
草双紙を知らないなんてもったいない。桃太郎のライバル柿太郎!漢方薬のラブストーリー!
目次
1 江戸の絵本=草双紙―本の形と表現方法を知る
2 絵入り読み物の歴史を知る
3 草双紙作品の作り方・読み方
4 草双紙と現在
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なま
8
★4 江戸の絵本(草双紙)の作りや読み方、解釈が情報量多過ぎなほど紹介されている。参考文献もQRコードで検索出来るリソースガイドも充実。ただ本格的過ぎてマニア向け。内容的には桃太郎のライバル柿太郎の登場に驚く。お供は蛙、鳥、蟹。久方家という架空の武家の家督相続争いを描いた物語には百人一首の場面が登場する等、源氏物語をリメイクした物語等も。江戸の寺子屋が学級崩壊する様子は現代にも通じる部分が有り親しみが湧く。『江戸の子どもの絵本』という本が入門には良さそうだ。2023/12/16
takao
3
文献紹介もある2024/01/30
しのぶ
3
いろんなことがたくさん知れるのはいいことだし、参考文献や史料へのアクセス情報はありがたい。けど、ちょっと情報量多過ぎというか、作品数をもう少し絞って細かく詳しく紹介して欲しかった気も。せめてひとつくらい、はじめから終わりまでぜんぶ読んでみたかった。2023/07/16