内容説明
ここからはじめる料紙調査。どのような紙に書かれているのか?そこから何がわかるのか?大学・自治体・博物館・文書館・図書館など歴史資料の研究・保存・継承に従事する方、必携!
目次
第1部 古文書料紙への視点(古文書研究からの視点;近世の古文書と料紙研究の可能性 ほか)
第2部 料紙の構造をさぐる(繊維をさぐる;添加物をさぐる ほか)
第3部 料紙から古文書を読む(松尾大社所蔵史料を読む;陽明文庫所蔵史料による料紙研究の可能性 ほか)
第4部 料紙研究を広げる(データを記録・保存する;史料の形態データと内容データを関連付ける―複合的史料研究推進に向けた史料情報統合 ほか)
著者等紹介
渋谷綾子[シブタニアヤコ]
東京大学史料編纂所特任助教(考古科学、文化財科学)
天野真志[アマノマサシ]
国立歴史民俗博物館准教授(日本近世・近代史、資料保存)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomonori Yonezawa
4
地元図書館▼2023.3.31 第1版1刷 横書き・左開き▼4部237頁、古文書料紙の視点、構造、読む、研究を広げる▼立派なことが書いてあるんじゃなかろーかと思うものの、この本は俺を受け入れてはくれんかった、読みきれずにヤメ。やっぱりさぁ、仕事でもないのに横書・左開の本なんかヤなんだよ。カバーとかはすごくフレンドリーに誘ってくるけど、中に入るとウワーってなる。これは罠本だ。▼紙も固めで開きにくく、読まれるよりも本棚に収蔵されることを意識してるような気がする。2023/07/01
さとまる
4
古文書の内容ではなく、それが書かれている紙=「料紙」について。原料となった植物の分析など文理の融合分野になっているのね。2023/06/21
takao
2
ふむ2023/04/23
skr-shower
1
他地区図書館本。期限迫りパラパラと。書いてある内容でなく、紙本体からのアプローチ。文化財修復やこういう仕事してみたい。埃アレルギーが無くなれば!2023/06/21