出版社内容情報
1945年8月6日午前8時15分、広島に原子爆弾が落とされました。
一瞬にして、たくさんの命を奪われ、建物や木々はなぎ倒されました。
被爆地には70年間、草木も生えないと言われ、人々を不安にさせました。
しかし、翌1946年の春。「あ、芽が出とる!」
焼け野原で多くの木が芽を出したのです。
小さな緑を見た人たちは生きる希望を感じました。
ムクノキ、イチョウも、サクラも。
今、被爆樹木は広島の街の中で生きています。
爆心地から最も近い場所にあるシダレヤナギは、
一瞬で幹も枝も葉も燃えてなくなりましたが、
土の中から芽吹きました。
原爆の投下目標とされた相生橋のそばで、葉をゆらしています。
さぁ、被爆樹木の声に耳をすまそう。
【目次】



