内容説明
アカデミックハラスメント。それは、教育者と学生の奴隷制度だった。「教育」という密室の中で、いま何が起き、どんな叫びが隠蔽されているのか?ある女性研究者の語りから見えてくる、日本の教育機関に根付いているハラスメント体質とは一体どのようなものなのか。ハラスメント大国に嚆矢を放つ一冊。
目次
第1章 長すぎるプロローグ(なぜ今こんなことを書くのか;本当のアカデミックハラスメントは表に出ない)
第2章 封印していたあれこれ(若い女性研究者という生贄;教授は神様・大学院生は奴隷 ほか)
第3章 対談 AINO氏VS井上孝代氏(書くことと話すこと;ハラスメント状態を変えるのに必要な3つのこと ほか)
第4章 長すぎるエピローグ(つらくなってしまった対談;弱いからこそ強いのかも)
著者等紹介
AINO[AINO]
気鋭の心理学者。専門領域として予防医学、公衆衛生学など
井上孝代[イノウエタカヨ]
九州大学心理学専攻博士課程修了。博士(教育心理学)。東京外国語大学留学生日本語教育センター教授を経て、明治学院大学国際平和研究所・名誉教授。マクロカウンセリングセンター(MCC)代表。専門は臨床心理学、カウンセリング心理学、コミュニティ心理学。臨床心理士。公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
本当のアカデミックハラスメント 封印していたあれこれ: 若い女性研究者という生贄 教授は神様・大学院生は奴隷 論文査読や学位授与の訳のわからなさ 僕が一番だ!の人たち 陣地を広げたい人たちの人事 一体どうしたらよいのか? AINO氏VS井上孝代氏: 書くことと話すこと ハラスメント状態を変えるのに必要な3つのこと コミュニケーションのとり方を知らない人たち 防衛機制 いいことだと思ってやっていることが人を傷つける つらいことは笑っちゃえ 美しさを愛でる つらくなってしまった対談 弱いからこそ強いのかも2024/10/03