内容説明
中東の人々は、なぜ共存することができないのか?イスラエルの土地は、本当は誰のものなのか?なぜパレスチナ人は、これほどまでにイスラエル人を嫌うのか?イスラエル人とパレスチナ人は、どっちが正しいのか?終わりなき紛争、途切れることなく続く中東問題。まさに今、一触即発の事態。ハマスを最もよく知る著者が、その核心に迫る!
目次
捕われの身 一九九六年
信心の梯子 一九九五年~一九九七年
ムスリム同胞団 一九七七年~一九八七年
投石 一九八七年~一九八九年
サバイバル 一九八九年~一九九〇年
英雄の帰還 一九九〇年
過激派 一九九〇年~一九九二年
煽られる激情 一九九二年~一九九四年
拳銃 一九九五年冬~一九九六年春
暗黒の夜 一九九六年
オファー 一九九六年
823番 一九九六年
誰も信じるな 一九九六年
暴動 一九九六年~一九九七年
ダマスカス・ロード 一九九七年~一九九九年
第二次インティファーダ 二〇〇〇年夏~秋
スパイ活動 二〇〇〇年~二〇〇一年
最重要指名手配 二〇〇一年
靴 二〇〇一年
矛盾 二〇〇一年夏〔ほか〕
著者等紹介
ユーセフ,モサブ・ハッサン[ユーセフ,モサブハッサン] [Yousef,Mosab Hassan]
1978年、ヨルダン川西岸のラマッラでイスラム教の家庭に生まれる。父親のシェイク・ハッサン・ユーセフは、イスラエルへの自爆攻撃などで国際的に知られるテロリスト集団「ハマス」の7人の創設者のひとりである。1987年に始まった第一次インティファーダでの投石など、少年時代からパレスチナ人の抵抗運動に身を投じ、イスラエル軍に捕えられ投獄・釈放を繰り返す。獄中で見たハマスの実態に衝撃を受ける。その後、イスラエル総保安局シン・ベットに協力し、シモン・ペレス外相(当時)の暗殺計画の阻止をはじめ、多くの無辜の市民命を救う。2007年に渡米し、2010年政治亡命する
青木偉作[アオキイサク]
エルサレム・ヘブライ大学社会学部政治学科卒。日本経済新聞社記事審査部スタッフを経て、現在、大阪大学・ユダヤ文化研究会ヘブライ語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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