内容説明
700歳の妖精オリジーは、子供の時に迷い込んだ森の洞窟の中で、神様とも思える巨大な光を放つ白コウモリに遭遇していた。その白コウモリはオリジーに、「村に黒い泉が現れたときには、人間でもなく妖精でもない子供をここに連れてくるように」と言ったことを思い出したのだった。夢だったのか、現実だったのか判然としない中で、妖精たちは荒廃した地球を救うために、その伝説を手がかりに答えを見つけ出そうとする。
著者等紹介
〓草洋子[タカクサヨウコ]
日本画家(日本美術家連盟会員)、文筆家、食養料理研究家。1950年6月9日富山県に生まれ、5歳で東京浅草に転居。18歳で水墨画を佐藤紫雲に師事、毎日新聞水墨画教室講師を務める。21歳で日本画を上野泰郎に師事、以後1~2年に一度、グループ展・個展を開催。2009年「おこめキッチンらぽーむ」を開店。店長として勤務。画業、子育てのかたわら文筆活動も始める。2000年『びんぼう神様さま』を地湧社より出版
〓草俊和[タカクサトシカズ]
1953年10月21日生まれ。早稲田大学東洋哲学科卒業。テニススクールを経営しながら、テニスインストラクター(USPTR)としても活躍。野草料理研究家で食養生の大家の若杉友子氏と出会い、妻の洋子とともに『若杉友子の野草料理教室』の本の出版に関わる。レインボープランズ株式会社経営を経て大阪府箕面市にレインボーインドアテニススクールを開業。施設内に「おこめキッチンらぽーむ」を併設し、食養生の情報発信と食材提供を行ってきた。京都府南丹市に自社農場を設け、自然農による食材の調達を目指す一方で、ロシアのダーチャのシステムのことを知り、日本でのダーチャ普及のために「NPO法人ダーチャサポート」(現在は解散)を設立し理事長を務めた。ITにも造詣が深く、ホームページ制作、ロゴ作成、チラシ作成などデザインを伴う多くの経験が、挿絵にも生かされている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。