目次
１ おぼえて、わすれる
２ 平面と立体
３ 夢を〓がす
４ コルセット
５ 奇書
６ 書けば遺る
著者等紹介
佐々木紺［ササキコン］
１９８４年生まれ。２０１５年～１７年、ＢＬ俳句誌「庫内灯」ｖｏｌ．１‐３編集部。２１年より「豆の木」に参加。２２年第１３回北斗賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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空の落下地点。
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梨に海を見せる人。短歌の世界では炊飯器に海を見せた人がいた。妖精の嘔吐、天使の胃など、俳人の擬人化は少し切迫してる。身体的不調を理解してくれる天使や妖精を求めてるように見える。共感したさは少し、暴力か。この句集は全体的に「吸う」というワードがびっしり。人間だけが呼吸しているわけじゃないこと。人間と人間だけが空気を共有しているわけじゃないこと。呼吸は世界へのある種の署名。2024/07/03
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