内容説明
米中関係史から見えてくる日本の明日。どの章からでも読み始められる1話完結スタイルの米中関係史エッセイ集。四百年にわたる米中関係史において彼らは互いをどう読み合い、どう振る舞ってきたか。「白頭鷲」と「大熊猫」の本質を日本は今こそ見極めなければならない。
目次
1 紅茶文化への憧れ
2 黒人奴隷からクーリーへ
3 米国が招いたアヘンの呪い
4 束の間の蜜月
5 リンカーンを裏切った男たち
6 ローズヴェルトの戦争
7 南北戦争は終わっていない
8 中国は台湾を攻略できるか
9 習近平体制の誕生とその未来
著者等紹介
竜口英幸[タツグチヒデユキ]
ジャーナリスト・米中外交史研究家・西日本新聞TNC文化サークル講師。1951年、福岡県生まれ。鹿児島大学法文学部卒(西洋哲学専攻)。75年、西日本新聞社入社。人事部次長、国際部次長、台北特派員、熊本総局長などを務めた。歴史や文化に技術史の視点からアプローチ。「ジャーナリストは通訳」をモットーに「技術史と国際標準」、「企業発展戦略としての人権」、「七年戦争がもたらした軍事的革新」、「日蘭台交流400年の歴史に学ぶ」、「文化の守護者―北宋・八代皇帝徽宗と足利八代将軍義政」、「中国人民解放軍の実力を探る」などの演題で講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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