内容説明
「若いひとたちに嫌われても、知っていることを、なかったことにするのは、罪悪なのである」約十三年にわたる都筑道夫のコラム連載、待望の初単行本化!
目次
春げしき
初あかね
祝儀袋とポチ袋
悪魔くん命名
言葉の重み
阿部定事件
阿部定再論
ああ世紀末
雪中梅
風の記憶
乱歩百年
春告鳥
消えた町名
ハワイはモチ・アイス大人気
思い出す腹のすく話
ハワイの「パワー・レインジャーズ」
挑発されて“もらい床”
武者絵のぼりの思い出
サマー・タイム
悪魔の塔〔ほか〕
著者等紹介
都筑道夫[ツズキミチオ]
1929年東京市生れ。十代の頃から様々な筆名で小説を発表する。やがて翻訳家に転身、早川書房で日本版“エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン”の初代編集長を務め、“ハヤカワ・SF・シリーズ”の創刊にも尽力。1961年に『やぶにらみの時計』で作家として再デビューしたのちは、ミステリやSF、時代小説から脚本、評論に至るまで幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を行った。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞を、2002年には第6回日本ミステリー文学大賞受賞。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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