内容説明
2029年台湾有事勃発!日英伊共同開発の戦闘機F3部隊はヒマラヤから中国へ侵入した―。防衛専門紙「朝雲」前編集長による、近未来ディストピア小説。中国青年の独白体による淡々とした語り口、防衛関連取材30年以上の著者ならではの詳細な軍事関連描写で、いや増すリアリティー。そして衝撃の結末へ…。あなたはこの「あり得べき日本」の姿を直視できるか。
著者等紹介
薗田嘉寛[ソノダヨシヒロ]
1960年、群馬県生まれ。防衛専門紙『朝雲』前編集長。記者として日航機墜落事故、阪神大震災、日露・日中共同訓練などを取材、自衛隊のペルシャ湾機雷掃海、カンボジア、ゴラン高原、東ティモール各PKO、イラク復興支援などを現地から報道した。装備にも詳しく、国産哨戒機、輸送機、戦闘機などの開発現場を紹介。書籍では『「湾岸の夜明け」作戦全記録』(朝雲新聞社)などを編纂。自著に第18回日本ファンタジーノベル大賞最終候補となった『カッパドキア・ワイン』(彩流社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bura
64
現在のあらゆる軍事情報を用いて書かれた小説。空自が中国の三峡ダムにペイント弾を打込み、それが元でダムが決壊し大惨事となる。それから10年、テレビクルーが無期懲役の日本人パイロットを担ぎ出し番組を作るのだが…。全てが日本華僑の中国人通訳の視点で語られる。「うかうかしてるとこんな事も有り得る」という最悪の事態を警告する物語。かなりシビアな展開で結末も苦しく、自分には合わない一冊でした。2023/07/09
(ま)
2
近未来の超限戦・・・ ゾッとする結末2023/03/09
スプライト
1
救いがない。最後にどん底まで落とされて暗い。しかし、奇妙な現実感があり、このようなことが本当に起こっても不思議ではない。2023/11/17
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