内容説明
「隠れ移民大国」日本の実態を伝える本格ルポ!元AKB48の秋元才加、津田ハルマン、沢知恵、GREENKIDSほか、肌の色や容貌、(無)国籍にかかわらず二つ以上の国にルーツを持ち、日本で暮らす「ハーフ」それぞれの赤裸々な証言から浮かび上がる日本社会の現在。
目次
五十五年目のエリザベス・サンダース・ホーム移民
純粋な外国人、純粋な日本人
三代にわたる日韓の架橋
二つの国にルーツ
差別、非行、そして希望
無国籍の母と子
十年目の伊木ロドリゴ先生
若き日系弁護士
COLORSの挑戦
四十年目のボートピープル
鉄格子なき牢獄列島
さまよう難民二世
「日本人」と「それ以外」という社会
エピローグ
著者等紹介
高橋幸春[タカハシユキハル]
1975年、早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。日系邦字紙パウリスタ新聞(現ブラジル日報)勤務を経て、1978年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春名でノンフィクションを執筆。1991年に『蒼氓の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つーちゃん
12
もっと踏み込んだ見解が欲しかったかな?ハーフの人たちの苦労話や成功体験、入管職員による虐待がヤバイこと、多文化共生の大切さ等、まぁ「物語」として見ればここまでって感じかなぁ。もちろん日本人が頑なに移民を受け入れたがらないのも事実だし、ブラジルが移民を受け入れることによって多彩なアイデンティティが溢れる良い国っていうのも分かるんだけどね。自国に戻ると命が危ない難民ってひと口に言っても、ロヒンギャ族とクルド人では事情は違ってくるだろうし。日本の移民政策のヤバみについて興味は持ったけど、腹四分くらいかなぁ。2023/05/13
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