内容説明
日本古代史の通説を根底から覆す!日本書紀が主で古事記が従。天武天皇が構想、藤原不比等がプロデュース。石渡信一郎、井原教弼、フロイト説を援用し、記紀をめぐる種々な論点に触れながら、その成立過程を解き明かすと見えてくる、驚くべき古代史の真相。「アマテラスを祖とし神武を初代天皇とする万世一系天皇の物語」の虚実に徹底的に斬り込む。
目次
序章 新旧2つの渡来集団と古代日本
第1章 干支一運60年の天皇紀
第2章 古代日本建国のシナリオ
第3章 日本書紀と古事記
第4章 アマテラスとタカミムスヒ
第5章 神武天皇こと神日本磐余彦
第6章 人と神とを統治する物語
第7章 天武・持統・不比等のアマテラス
終章 アマテラスと八幡神
著者等紹介
林順治[ハヤシジュンジ]
旧姓福岡。1940年東京生まれ。東京大空襲の1年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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