内容説明
「幸福は人の数だけあっていい」「さぁ肚をくくれ」「みんな、好きなものは好きと言おうよ」「物語はいつも、ほのかな光を欲している」…「ホテルローヤル」の著者、初のエッセイ集。愛海夏子(シークレット歌劇團0931主宰)との豪華対談を収録。
目次
1(北海道の女(五十路越え 肚くくる日々;捨てた昨日を惜しんだりしない ほか))
2(ブンゴーへの道;帰ってきたブンゴーへの道 ほか)
3(北の風景(そろそろ咲かなくちゃ;影のない街 ほか)
書くこと(声が連れてくる原風景;波の先へ進むしかない ほか))
著者等紹介
桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年釧路市生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年、単行本『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞、20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
270
桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者初のエッセイ集、いつものシリアスな小説とは打って変わって面白キャラとなっています。同い年で佐渡島の血が入っている著者に親近感が湧きました。 ラブドールの桜樹 志乃はこんな感じです(艶) https://www.youtube.com/watch?v=cnlmA1dVr4Q https://honz.jp/articles/-/45853 【読メエロ部】2021/03/01
いつでも母さん
213
『女五十五歳、いろいろある。毎日必ずどこかが痛い。』この言葉から始まる桜木紫乃さんの初エッセイ集。面白い。少しずつ読むはずが、引き込まれてあっという間に読んでしまった。TVのインタビューからも感じたが、「漢前だわ、サクラギ!」(←最上級に褒めてます)小気味いい文章が想像の翼を広げて匂いや景色を、これまでの歳月を、私の心に運んだ感じ。『生まれた場所で生きるということは「飽いて捨て去る」ことの連続かもしれない。』今日と明日を生きる私に言われた気持ちになった。エッセイの中に桜木小説の世界があった。お薦めです。2020/12/04
ウッディ
161
桜木さんのエッセイ集。彼女の小説に漂うどんよりとした雰囲気とは少しイメージの違う内容でした。北海道のこと、売れるまでの下積み時代、作家と名乗ることの自意識、10年以上通っているストリップ劇場のことなど、桜木さんの人となりが垣間見えるような内容でした。その中で面白かったのは、ダッチワイフ「桜樹紫乃」ちゃんの存在を知り、自分と重ねて売れ行きが気になる桜木さんに笑ってしまった。自虐的な表現も多く、自分の中で「謎めいた女流作家」から、「癖がすごいおばさん」へと、この本を読んで桜木さんの印象は変わりました。2021/04/21
おしゃべりメガネ
158
とにかく最初から最後まで「釧路愛」に満ち溢れた一冊です。北海道は道東の釧路にそれなりに長く住んでいた自分としては、きっと人一倍楽しめたエッセイとなりました。あらゆる桜木テイストの原点が盛り込まれており、こういった観点、考えがあってこその桜木ワールドなんだなと。ストリップの話が結構出て来て、ストリッパーを題材にした作品『裸の華』を再読したくなりました。エロいタイトルというコトで編集者さんからリクエストされた『恋肌』もまた読みたくなります。本作を読んでもっともっとたくさんの方に釧路を好きになってほしいですね。2020/11/16
ALATA
136
桜木さんのエッセイ集。まったく期待を裏切らない軽妙な語り口でデビュー当時からの思いのたけを書き連ねていて読んでいて気持ちいい。周辺にセックス模写を要求する担当編集と睾丸編集者がいてダメ出しをもらうたびに校正する苦悶の日々がにぎやかに描かれる。★5※「エロ小説を書くような娘に育てた覚えはない」泣く母に、「ちょっとリキんで書いただけなのよ」と言い訳する紫乃さんに笑※※読んだのがサイン本で文字までエロく見えるのは私だけ?(^▽^)/2025/04/05




