出版社内容情報
宿願のフィレンツェへ着実に近づいていくアルテたち一行。師の無事を願う気持ちが、アルテの歩みをよりいっそう早めていく。
その時レオは、荒廃した街で自らの徒弟時代を思い出していた。徒弟として月日を重ね、成長したレオの追想はアルテとの出会いへと続く。無愛想な表情に隠されていたレオの想いが今、明かされるーーー。命を懸けたアルテの旅もついに終幕へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毎日が日曜日
15
★★★+2024/10/20
みのにゃー
9
引き続きレオの過去。これがアルテの存在の大きさを表していると感じる。なんて上手いんだ!すごいぞ大久保さん。2024/10/23
pugyu
8
レオさんの物語。妻が亡くなっても変わらず仕事をする師匠。他人には理解できないが、レオは死を悲しむことは「生き延びるために役に立たない時間」と言い切る。師匠とレオでは合理的な考え方の出所は違うかもしれないけど、似たもの同士で分かり合える。そしてアルテとの出会い。どこにも弟子入りできない彼女はかつてのレオと同じ。レオさんは師匠から生きていく術を得て、アルテから感情を貰ったんだな。生きていれば会える。2025/01/29
Decoy
8
レオの過去。生きるために、描く。素晴らしい物語。2024/10/28
るぅ
6
回想編が続く。レオの師匠エッツィオが亡くなり、エッツィオの意志を継いでウベルティーノがレオのパトロンとなって、ようやく回想にアルテ登場!からのアルテ、フィレンツェ上陸ヽ(´▽`)/2024/12/02