出版社内容情報
『親友・千尋へ。もし俺の身に何かあったら、この手紙を渡して欲しい』
真琴と千尋が契約夫婦として、鎌倉の「あやかし屋敷」で過ごす初めての冬。
一通の、宛先不明の手紙が見つかった。
それは千尋の亡き親友で、この屋敷の元所有者・遠原の書いた「遺言」だった。
その手紙を渡す相手は誰なのか。そして、あやかしを視る才能を持つ編集者・高旗や、屋敷に住まう様々なあやかしたちのまつわる事件を通し、「まやかし夫婦」二人の絆は、不器用ながらも次第に深まりつつあったのだが、その絆を揺るがしかねない大きな事件が襲いかかり……!?
これは、想いの伴わない「契約が」、かけがえのない「約束」へと変わっていく物語である――。
内容説明
『親友・千尋へ。もし俺の身に何かあったら、この手紙を渡して欲しい』真琴と千尋が契約夫婦として、鎌倉の「あやかし屋敷」で過ごす初めての冬。一通の、宛先不明の手紙が見つかった。それは千尋の亡き親友で、この屋敷の元所有者・遠原の書いた「遺言」だった。渡し主のわからないこの手紙と、あやかしに深くかかわる事件が、不器用に育まれつつあった夫婦二人の絆を大きく揺るがすことに―!?これは、想いの伴わない「契約」が、かけがえのない「約束」へと変わっていく物語。
著者等紹介
住本優[スミモトユウ]
武庫川女子大学卒業。一児の母。『最後の夏に見上げた空は』全3巻(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAXKAO
6
表紙からたまちゃんがいなくなってたのでちょっと心配してましたが、今回はクライマックスでも大活躍‼ただ、内容が「出雲のあやかしホテル…」に近づいてきたような気がするのはちょっと残念。2024/04/29
あずとも
4
あやかしやだけでなく人も新キャラが登場、特に天間書房の編集者・高旗が終始いい感じ。楽しい掛け合いにハラハラする場面もあり楽しめた。契約から始まった2人の気持ちの変化が周りから見れば分かりやすいけれど相手の事を思うがゆえの進展のなさがもどかしい。2024/04/06
色素薄い系
3
NetGalleyより。1巻では「自分の希望を口にする」という事すら躊躇していた真琴。ほたる祭りに行ってみたいけど千尋の時間を自分が奪ってしまうのは申し訳無いと考えていたのに2巻ラストで「これからやりたい事」を千尋に言えるようになったのはかなり成長したなと嬉しく感じた。だがしかし気になる所で終わってしまったので3巻目待ってます。 2024/02/07