出版社内容情報
花岬麻冬は吉祥寺で清乃と出会い、漆と陶芸の世界へのめり込む。がけっぷち女子大生&美しき漆芸家が贈る、心温まる陶芸ミステリー。
内容説明
研究用の貴重な美術品を割ったという、あらぬ疑いをかけられて大学で浮いてしまった女子大生・花岬麻冬。そんな失意の彼女が吉祥寺で出会った漆芸家・棗芽清乃。「あなには、あなたにとっての真実があるのでしょう、それを歪めてはいけません」麻冬の事情を知り、そう語りかける清乃はまるで見てきたかのようにその真相を解き明かしていくが、彼女の力はそれだけではなかった―。がけっぷち女子大生&美しき漆芸家が贈る、心温まる陶芸ミステリー。
著者等紹介
穂波晴野[ホナミハルノ]
愛知県生まれ。出版社での勤務を経たのち、シナリオライターに転向。本作『吉祥寺うつわ処 漆芸家・棗芽清乃の事件手帖』にて書籍デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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真理そら
51
縄文土器破壊で教授に公開説教された案件の決着がつかないままに終わったのでもやっとした気分。金継ぎの話の方は好きなんだけど…。2023/01/28
まる子
11
#NetGalley レビューは1/20頃に。2022/12/03
紅羽
7
女子大生と陶芸家が陶芸品にまつわる事件や謎を解いていく陶芸ミステリー。研究用の美術品を破損したという濡れ衣を着せられた主人公に手を差し伸べた陶芸家の女性、清乃。彼女との出会いから広がっていく温かくて素敵な陶芸の世界。作品を通して普段使っている食器にも特別な愛着が湧いてきました。2024/05/14
半熟タマゴ
7
ミステリアスな女性陶芸家とボーイッシュな女子大生という組み合わせが素晴らしい女性同士のバディもの。陶芸にまつわる悩みや謎を紐解く心温まる物語でした。後半では同居生活も始まり、距離が縮まっていく二人の関係をもっと見ていたかったです。続きも出ますように。2023/01/22
ユウハル
2
読んですごくよかった。 あたたかくて優しい物語。 根底にあるのがシスターフッド、同性の絆がとても素敵でした。 吉祥寺の街並みが目の前に広がっていくように物語に没頭しました。 器はもちろん金継ぎにも興味が湧いてくる。 吉祥寺の木蓮陶房に行きたくなりました!2023/03/03
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