内容説明
北海道に暮らす「道民」とは、どんな人々なのだろうか?道民とひと口にいっても街や地域によって、その特性には違いがある。のんびりとした雰囲気が漂う中心都市の札幌。対外関係にピリピリした稚内や根室。伝統と歴史がある松前や函館。独自色の強い日高、十勝、網走。急速に発展と衰退を繰り返す旭川、留萌、中標津など、それぞれの土地に生きる人々は、その土地の風土になじむことで、独自の性質を育んできた。またそれと同時に、全道に共通する「道民性」があるのも事実。本土と北海道の気候や風土、歴史の違いは、北海道に共通する気質を育んできたのだ。本書は、北海道の成り立ちと歴史から、今の北海道に暮らす「道民」の真相を探究していく。知ってるようで知らなかった道内各地の人々の気質と、道民としての意外な共通点とは!?
目次
第1章 知っておいてほしい北海道の歴史(「ニッポン」とは別の歴史を積み重ねてきた北海道;8世紀からは内地との交流が活発に 奥州藤原氏とも密接な関係が? ほか)
第2章 内地とは空気の違う道民気質とはなんぞや(「今の」北海道民ってどんな人?;外面を取り繕うも内面は柔い北海道男性 ほか)
第3章 食以外にもあるぞ!北海道のイケてるところ(知名度やブランド力はケタ違い!札幌こそ北海道のいいところ!?;農業産出額は圧倒的だが意外な弱点もアリ! ほか)
第4章 道民が自覚していない北海道のダメなところ(確かにおおらかだけどその意味するところは;道民は北海道を出たがらない 強力巣ごもり気質の真実とは ほか)
第5章 今の北海道は自らのポテンシャルを活かせていない!(歴史と伝統に裏打ちされた北海道気質の明と暗;北海道のポテンシャルを活かすには道内の“体質改善”が必要だ!)
著者等紹介
昼間たかし[ヒルマタカシ]
1975年岡山県生まれ。ルポライター、著作家。岡山県立金川高等学校・立正大学文学部史学科卒業。東京大学大学院情報学環教育部修了。知られざる文化や市井の人々の姿を描くため各地を旅しながら取材を続けている
鈴木ユータ[スズキユータ]
1982年千葉県生まれ。全国各地を駆け巡る実地取材系フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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