内容説明
文化財を護り伝えていくうえで、大切なことは「保存」と「修復」である。人々が文化財を大切に保存し、適切な修復を行ない続けてきたからこそ、我々は多くの文化財を目にすることができる。本書は独立行政法人国立文化財機構に所属する保存・修復の担当者が最前線の活動の一端を紹介するものである。本書を手に取っていただいた皆様に、文化財の保存・修復への理解が進むことを期待する。
目次
第1章 文化財保存・修復のあゆみ
第2章 文化財保存・修復の考え方
第3章 文化財保存・修復の取り組み―しらべる
第4章 文化財保存・修復の取り組み―まもる
第5章 文化財保存・修復の取り組み―いかす
第6章 文化財保存・修復のこれから
巻末資料 国立文化財機構の概要