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内容説明
画商ヴィクトル・アルデルヘイムは計画を実行した。令嬢イェンニからすべてを奪い、息子ケヴィンをサバンナに置き去りにしたのだ。そこにはマサイ族の呪医がいた。あの極悪人に復讐を!スウィートスウィート・リベンジ株式会社の社長フーゴに依頼が舞い込む。ギャラリーの地下室に罠を仕掛けよう…。巧妙なアイデアが膨らんできた。世界的ベストセラー『窓から逃げた100歳老人』、ヨナス・ヨナソン最新作!
著者等紹介
ヨナソン,ヨナス[ヨナソン,ヨナス] [Jonasson,Jonas]
1961年スウェーデンのヴェクショー生まれ。ヨーテボリ大学卒業後、地方紙の記者となる。その後、メディア・コンサルティングおよびテレビ番組制作会社OTWを立ち上げ成功。テレビ、新聞などのメディア業界で20年以上活躍した後、『窓から逃げた100歳老人』を執筆し、デビュー。世界中で累計1500万部を超える大ベストセラー作家となる
中村久里子[ナカムラクリコ]
新潟県出身。立教大学文学部心理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
50
【愛国心とは野蛮人の美徳である。by オスカー・ワイルド】リベンジ株式会社の社長に、「極悪人に復讐を!」の依頼が舞い込む。標的の評判が永遠に破滅されるために用意された罠の数々は、名画贋作2点、小麦粉の袋8点、多種多少な大人の玩具、そしてヤギ1頭――。著者お得意のぶっ飛んだキャラ(冒頭の芸術家・アドルフや、表現主義の画家たちが登場した以外、歴史的有名人は少なかったけど……)が続々登場するブラックコメディ。デビュー作『窓から逃げた100歳老人』から5作目。そのシニカルで荒唐無稽な作風は健在で、今作も堪能! ⇒2022/08/24
昼夜
13
スウェーデンの画商とケニアマサイ族の呪医の周囲を巻き込みまくるドダバタコメディ。話の中には色々突っ込み所はあるけど、この作者にしか出せない人間味のある面白キャラクターたちが傍若無人に暴れ回る様は規律を守ってストレスを溜める日本人としてはスカッとして面白かったです。2022/11/30
spatz
10
450頁あっという間。この圧倒的な独特な吸引力をどう伝えたらいいのか。窓から逃げた100歳老人の人だと言われても書名だけ知っていても読んだことがない。はまる人そうでない人がいるかもしれないが、自分にはキッカリはまった。導入は訳がわからない。仕掛けがわかるまでに頁数を要する。出だしは本当にイラっとする、なにこれひどい最低。言葉の選び方のセンスが凄まじく胡椒が効いていてずっとくしゃみをしているよう。所々で声出して笑えるんだろうけど、果たしてここで笑ってていいのかという薄寒い後ろめたさ。2022/07/07
海星梨
9
あぁ、滑り込みで15冊ノルマ達成だ……。うーん、今回はあんまり面白くなかった。不謹慎さとてんやわんやとあり得ない展開が足りない。ヨナスヨナソン成分が足りない。馬鹿と原子爆弾を抱えてうろうろに勝るインパクトがなかった。残念。ヒットマンは読んでないんだけど、うーん、いいかなとすら思う。2022/08/31
鹿ノ子
7
マサイの呪医、悪徳画商(美術の素養なし)、画商に復讐を誓う元妻と息子、復讐代行会社の俗物社長、等々のキャラが立っていて、とても面白かった。2023/07/13
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