内容説明
イギリスのベストセラー作家、マット・ヘイグがおくる、子どもの気持ちによりそう物語。
著者等紹介
ヘイグ,マット[ヘイグ,マット] [Haig,Matt]
イギリスの作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』(早川書房)などがある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。「クリスマスは世界を救う」シリーズ全3巻は「クリスマス・ストーリーの新定番」としてイギリスで人気をよんでいる(いずれも西村書店)
モルド,クリス[モルド,クリス] [Mould,Chris]
イギリスの作家、イラストレーター。文と絵の両方を手がけた作品を多数発表するほか、『ガチャガチャゆうれい』(ほるぷ出版)など多くの子どもの本のイラストも担当し、ノッティンガム・チルドレンズ・ブック賞を受賞
杉本詠美[スギモトエミ]
広島県出身。広島大学文学部卒。訳書に『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』(汐文社、第63回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
66
本当のことしか言えないために、家族からも嫌われひとりぼっちで寂しく暮らす妖精。確かに真実は時に苦いけど、真実というよりも毒舌?と思ってしまった。後半、希望に向けて語る真実の言葉はとても大切なメッセージが込められていて、急にキャラが変わったような感じだけど子どもたちの心に届くのならOK。2022/10/04
ヒラP@ehon.gohon
22
嘘がつけない、本当のことしか言えない、ということは、人を傷つけることだろうか。 言い方一つで感じ方も変わるでしょう。 でも、中味が変わらないことは、しようがない。 でも、将来はどんなことでも真実になり得るという事を、改めて考えさせられました。 現在の事実が、これからをしばるわけではないですよね。 少し回りくどい本でしたが、それだけに希望が輝いていました。2021/09/04
かもめ通信
16
『クリスマスをとりもどせ!』を読んで以来、ずーと、気になっていた真実の妖精。真実しか口にすることができないだけでなく、いかなる場面でも問われれば、真実を口にせずにはいられないが為に、周囲とうまくやっていくことができない彼女の孤独と苦労は報われるのか!?どうか今度こそ幸せになってね。(真実の妖精ファンクラブ会員より)2021/06/09
かもめ通信
11
続編刊行を機に再読。真実の妖精、やっぱりいいよね。2021/11/27
timeturner
2
途中まではどうなるのか楽しみにしながら読めたけど、後半の人生訓話になってからは「うへえ」としか思えなかった。素直な人は苦しいときに読んで励まされるのかもしれない。クリス・モルドの絵が不気味なのもマイナス効果。2022/03/27