内容説明
30年間、約15,000名の夜尿症児を診察してきた著者が、「夜尿症」で悩むすべての方に贈る待望の書。豊富な臨床例と最新診療情報に基づいて記述された本書は、患者、家族はもちろん、小児科医、泌尿器科医、看護師、保育士などの「夜尿症」にかかわる全医療従事者にとっても必読の書である。
目次
子どもの水分代謝と尿
夜尿、排尿に関する社会の誤った考え
夜尿症の本人、家族への精神的身体的影響
夜尿、昼間尿失禁をもたらす基礎疾患
夜尿症の病因とそのとらえ方
夜尿症の病型
夜尿症児への接し方、生活習慣の見直し
医学的治療法
医学的治療の効果と背景要因
夜尿症典型例の治療経過〔ほか〕
著者等紹介
赤司俊二[アカシシュンジ]
昭和17年(1942年)10月7日東京で出生。昭和42年(1967年)3月東京慈恵会医科大学卒業後小児科学教室に所属。小児腎臓病の診療、昭和52年(1977年)10月医学博士授与。昭和58年(1983年)4月埼玉県立小児医療センター勤務(腎臓科)と同時に夜尿症外来を始める。平成6年(1994年)4月埼玉県立小児医療センター院長就任後も平成17年(2005年)3月退職するまで夜尿症外来を継続する。平成17年(2005年)4月新都心子どもクリニック(夜尿症専門診療所)を開設、令和2年(2020年)3月新都心子どもクリニック退職後、非常勤勤務で夜尿症外来。現在に至る(令和4年 80歳)。その間、平成2年には日本夜尿学会(令和4年で33回の学術集会)を立ち上げ、夜尿症診療普及のために日本各地での講演および著作活動を多数行ってきました。一般向けの著書として『ママおねしょが治ったよ』(主婦の友社刊、昭和61年)と、『夜尿症』(悠飛社刊、平成17年)があります。平成10年厚生大臣表彰、平成28年瑞宝双光章授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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