出版社内容情報
愚直に生きる農強令嬢が、圧倒的な農業知識で国を救っていく聖女誕生ファンタジー!
内容説明
『その慈愛や知識で民を救い、心の拠り所になりなさい』先代の聖女の言葉を守り、必死に知識を磨いてきた次期聖女の令嬢・アリシア。その努力も虚しく、突然双子の妹に立場も婚約者も奪われてしまう。手元に残ったのはぼろぼろの農学書だけ。失意の中、遠い辺境の婚姻話に乗れば、美貌の令息ロランから領地の再建を頼まれて…!?蜂蜜づくりに幻の薬探し、荒れた農村の立て直しで悪魔のリンゴの売り込みと、我が道を邁進!奔走する泥まみれの少女の下には、篤農家の村長、元冒険者、隣国の凄腕商人、農民たちが集いはじめる。一方、王国では大飢饉の徴候が出始め―。愚直に生きる農強令嬢が、圧倒的な農業知識で国を救っていく聖女誕生ファンタジー!書き下ろし番外編「救荒食」&キャラクター設定集収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
31
農業の話というだけで購入を決める。悪役令嬢でも無いのに妹に横恋慕した王子に婚約破棄をされる所から話が始まる。婚約が決まってから王妃であり聖女でもある先代に聖女から引き継ぎ教育を受けていたのに王子が母親のような主人公は要らないという理由が国の上層部としてどうなのか思ってしまうが、、それを先代聖女の実家である辺境の領地に主人公は嫁がされるが、そこで必要とされて次期領主とも上手く行ってるのは御約束。話ではボルドー剤みたいなのと、馬鈴薯が出てきて馬鈴薯の悪いイメージを払拭するのが大変だわ。。2021/12/20
しぇん
20
KindleUnlimitedで。聖女と言っても超常の力はなく、象徴としてと、知識での振る舞いの聖女の後継者だったのに双子の妹に奪われた話。どうしょうもない王子たちでしたが、歪んでしまったのは象徴としての聖女が強過ぎた弊害ですかね?あた、困った時の馬鈴薯。2023/04/04
大島ちかり
15
普通。 家族に裏切られ、辺境地の領主と婚約。 力を認められ、農民にも慕われ。と良い感じに進んでいます。2024/01/02
さとうはるみ
12
妹と婚約者に一生懸命やってきた聖女の仕事も婚約者もすべて奪われて何も出来なくなる主人公。唯一、助けてくれたのは侍女だった。侍女のお陰で立ち上がることができて物語が始まっていく。人は人に傷つけられて、人によって救われていくようだ。で、妹と婚約者は先代の聖女(王妃・婚約者の母)と当代の聖女(主人公)に復讐がしたくてやった模様。でも、やったその瞬間は快感だったようだが次の瞬間には不満の模様。妹は先代聖女の「あなたは今までに自分の力でつかんだものはあるの?」という問いに答えられず蔑まれた聖女に憎しみがあるらしい。2024/08/05
サンゴ
12
不思議な力とかでは無く知識で困難を打破していく2023/10/12